私が仕事から帰ると、1匹のボロボロ姿の猫が「ニャーニャー」と近づいてきました
第一印象は病気の年老いた猫でした
鳴きながら私の足にすり寄ってくる猫を、避けながら家から離れました
10メートルくらい離れても、その猫はまだ私に鳴きながら付いてきます
私は「ごめんね」と言って、更に避けながら走って家に入りました
今思えば、初めて会った私に何かを訴えているようでした
それから数週間、家の前の道路で寝転んだりしているその猫を頻繁に見かけるのに、もう鳴きながらすり寄ってくることはありませんでした
あれは何だったんだろう…
不思議に思いながらも、その猫を見るたびに「ヨボ〜」と声をかけていました(ヨボヨボだったので)
近所で野良猫に餌をあげている家が二軒ある(捕獲出来る子は自腹で避妊手術してくれている)ので、その内の一軒に話を聞いてみると、「突然現れた、人馴れしているので誰かが捨てたのかも、まだ若いと思う」と
ご飯をもらえるので、捨てていく人がたまにいるんだとか
それから数日が経ち、ヨボは日に日に抜け毛が酷くなり顔から首にかけて傷が増えてきました
病気そうだなとは思っていたけど、傷になってるって事は痒いのかな?
私はヨボが可哀想になり、ネットでいろいろ調べてみました
すぐにヨボの病名はわかりました、猫疥癬でした
猫疥癬とは、ヒゼンダニというダニの一種が猫の体に寄生する病気です
皮膚に穴を掘り、卵を産んで増えていきます
犬猫はもちろん人にも感染るそうです
近所の猫達もそれがわかるのか、ヨボはいつも一人ぼっちでした
薬を飲めば治る病気らしいので、何とかしてあげたい!病名は分かったけど、薬って病院に連れて行かないともらえないよね?さてどうしよう…
捕獲して動物病院に連れて行く?でもその後は?
家で面倒見るの?家にはニーナがいるし、ニーナに感染したらどうしよう…
それでも必死になって動物病院を調べていると、野良猫保護などに積極的に協力してくれている病院を豊川市に発見!
電話をかけて事情を説明すると、写真を撮ってきてくれれば薬を出してくれるとのこと
その時の写真がこちらです
傷だらけで、目も開けれないほどでした
これらの写真を持ち豊川市のヤマヒロ動物病院さんへ向かいました
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