仕事しないと精神状態がどんどん良くない方向へ行くなあ。

今年は3ヶ月しか仕事しませんでした。

人間としてこれじゃいけないと本気で思います。


昨日は久しぶりにお稽古だったけれど

発表会のお話ばかりで、まったく稽古はしませんでした。


年末と、お正月の謡の会のお役が決まったぐらい。


船弁慶シテと、熊野シテ。


船弁慶はさておき、熊野のシテを謡えるのは嬉しい。

わたしなどが熊野やっていいんでしょうか!

「課題は謡いだね」と先生から言われたばかりなのに。

頑張ろう。


この間の発表会を見に来てくれたお友達から

「籠を持った左手が震えていたのは緊張していたから?」と聞かれました。


緊張は…勿論しているけど、そうじゃないんですよね。

全身に気合が入っているから、震えてしまう。


プロの方でも、扇がぶるぶる震えていることがあるでしょう。

あれは気合がこもっているからだそう。さもありなん。

プロの舞や謡の気迫には本当に圧倒されます。


発表会で、素謡(能の謡のみを通すこと)をすると

後ろで地謡にプロの方が座ってくださいますが

彼らが謡っているとき、舞台が揺れるんです。

本当に驚きました。


素人の私も、自分が謡うときは精一杯気合を入れます。汗をかきます。


普段の生活では、ここまで気合入れることってないでしょう。

そういう意味でも、貴重な経験をさせていただいているなあと日々感じるのです。