アクセス解析を見ると恐ろしい。
(どこから誰がアクセスしてるかは分かりません)
自分の知らないところで、何気なく書いた日記の内容が
検索に引っ掛かってるんだもの( ̄Д ̄;;
危険なことを書くのはやめておきましょう。
今日は私の大事なリフレッシュのひとつであるお能を見て来ました。
観世会春の別会。
母が興味ないと言うから
オンラインでチケット取って一人で行きました。
能「養老・水波之伝(ようろう・すいはのでん)」
狂言「八句連歌」
能「大原御幸(おはらごこう)」←うちのATOK一発変換!偉い!
能「望月」
「養老」、水波之伝の小書き(特殊演出)付き。
私はこれが大好き。
後半部分、後ツレ天女の舞に続いて
緩急の激しい、こちらがハラハラするような颯爽とした神様の舞。
重くて窮屈な装束や鬘や冠を付けて、あの早さで舞うプロの能楽師には
毎回圧倒されます。
この曲はお囃子泣かせだそうで…
大鼓が大変らしいのだけど全く見てませんでしたー。
見てたお太鼓は確かに疲れそうだ。腱鞘炎になりそうw
「養老」の途中で、地震があった。能楽堂が揺れた。
しかし何ごともなかったかのように続く舞台。
お能は、シテが倒れようが絶句しようが舞台から落ちようが
客席で誰かが倒れようが叫ぼうが
何ごともないかのように誰も表情を変えず
お囃子も謡も流れていく。
扇をふいに落としても拾っちゃいけなかったり。
(後見が間を見て拾って持たせてくれる。後見も熟練が必要だね)
私は能のそういうところが好き!
だから今日の地震の時、その動じなさに、身震いした。
「大原御幸」
は舞も無しにほぼ謡で2時間、そして内容も暗めの重たいお能。
壇ノ浦の戦いで、幼い安徳天皇と入水を試みたにも関わらず
源氏に引き上げられて一人生き残ってしまった建礼門院徳子が
出家して大原の寂光院でつつましく静かに日々を送っているところに
舅の後白河法皇が尋ねてきて
喜ぶとともに、平家の最後を語って聞かせるという(合ってる?)
寂しく、派手な色は一切無いお能。
過去見たときは爆睡。
今日は寝なかったぞ。眠くもならなかった。
シテの建礼門院が、もの悲しくて美しい。
綺麗だった。という批評はおかしいかな。尼僧だしw
「望月」
獅子の舞、面白い!
以下省略!
…今日のまとめ
尼僧の出で立ちは息が苦しそうだし
50分ぐらい座りっぱなしだったり(足シビシビでしょう!)
他の能でも色々感じたけど
相変わらず能楽は拷問芸能ダナー。(;°皿°)と再確認した一日。
能楽師は凄いヨ!(わたしはシテ方の能楽師のことしかよくわからないけど)
謡は覚えるし舞は覚えるし囃子も覚えるし
面で視界は狭いし息は苦しいし足は痺れるし!
いろいろな意味で尊敬。
で、今日のお能はめーちゃくちゃ楽しかった!
もの凄く堪能しちゃったよーん。
評論家さんから見たら、どうかなんて分からないけど
私にとっては最高の一日だったモン。
一万三千円の価値十分に有り!
わぁい、お能楽しい(≧▽≦)
一生の趣味になるね。