だいじょうぶだいじょうぶ | パーキンソン病の父と私

パーキンソン病の父と私

2010年、父がパーキンソン病と診断されました。父のパーキンソン病で試した治療法や自然療法を記していくことにしました。同じような状況に置かれた方の参考になれば幸いです。

いとうひろしさんの本に、
だいじょうぶだいじょうぶ
という本があります。



この本のあらすじは、

ぼくが今よりもずっと赤ちゃんに近く、
おじいちゃんが今よりずっと元気だったころ、
ぼくとおじいちゃんは毎日のように散歩を楽しんでいました。

ぼくが少し大きくなって、
世界が広がっていくと
困ったことや怖いことに出会うようになりました。

その度に
おじいちゃんはぼくの手を握り、
「だいじょうぶ だいじょうぶ。」


「だいじょうぶ だいじょうぶ」

というおじいちゃんの“おまじない”は、

ぼくに

「この よのなか、そんなに わるい ことばかりじゃ ない」

ということを教えてくれました。


最後の場面で、

今度はぼくが、

病気で寝ているおじいちゃんに

つぶやきます。

「だいじょうぶだいじょうぶ」


友達から

うちのじいちゃんと孫の関係にソックリだよね~

と言われました。


その言葉に

私も~!

と返してしまいました。


うちの孫は、

まだまだ小さくて

絵本でいえば

じいちゃんにいろいろなことを教わっている時だけれども、

日々の生活の中で

少しずつ

じいちゃんを支えていくことができるようになっている


端から見ている私には、

そんな確信があるのかもしれません。


いつか、

じいちゃんが寝たきりになったとしても、

だいじょうぶだいじょうぶ

そう思えるのは、

孫たちの成長のおかげなのかもしれません。