約束 | パーキンソン病の父と私

パーキンソン病の父と私

2010年、父がパーキンソン病と診断されました。父のパーキンソン病で試した治療法や自然療法を記していくことにしました。同じような状況に置かれた方の参考になれば幸いです。

パーキンソン病になってから、
変わったことがあります。

それは、
父と約束ができなくなったこと
です。

明日、孫と公園に遊びに行こう~
と誘うと、、、
にこにこしながら
明日の体調がどうなっているか分からないから約束はできないよ
と言われます。

来年の予定を話すと、、、
にこにこしながら
来年は、体が常に動かなくなっているかも知れないから、約束できない
と言われます。

父にとっての「明日」は、
当たり前に来るものではなく
「無事に来るかどうか分からない日」
なんだと思います。

私は、
そんな父に
どんな風に返事をすればよいか
分かりません。

私はいつも、
大丈夫大丈夫~!
と明るく言います。

その言葉が
ただの気休めになっていることは
互いに分かっています。

けれども、
それしか言葉がみつかりません。


どうにかしてあげたくても
何もできない。

自分は無力である。

そんな現実を突きつけられる一瞬です。