遺伝カウンセリングの2週間後に

中期中絶の手術が決まりました。



妊娠15週の中期中絶は

カナダでは手術です。




日本だと人工陣痛の出産みたいですね。


私は初期の稽留流産後に

薬で胎児を出したことがありますが

その時に陣痛に近い痛みが8時間継続しました。

それに近いのでしょうか。




カナダの中期中絶で日本と同じなのは、

前処置として

ラミナリアを子宮口に入れること。



ラミナリアとは、海藻でできた

タンポンのようなものです。


ラミナリアを入れることにより

子宮口を広げます。


妊娠の週数により

ラミナリアを入れてから

1日もしくは2日待ちます。



私の場合はラミナリアを入れて、

すぐに帰宅して

翌日にまた病院に戻り、手術です。


日本ではラミナリアを入れた後は

入院のようですね。

カナダでは滅多なことでは入院はしません。





さて、ラミナリアを入れる前

30分程婦人科系のカウンセラーから

手術や術後の説明がありました。

これは夫の付き添いはNGです。


今から何が起こるのか。

痛みはあるのか。

トラブル時にどうするのか。

術後の注意事項など。


こちらの質問にも

全て丁寧に答えてくれました。


ドクターやナースはみんな忙しいので

カウンセラーとの時間をもらえたことは

とても助かりました。





カウンセリングのあと、

処置室にていよいよラミナリアを入れます。

この処置の間は夫の同伴も認められました。



ドクターとナースが1人ずついて

書類にサインをした後

エコーで最後に胎児を見せてくれました。



胎児は元気にキックしていて

とても愛おしく感じました。

エコー写真ももらえました。


夫の同伴、胎児を見るなど

これらは全て私の要望を確認してから

行ってくれます。


中期中絶は大体みんなここにくるので

病院側もケアに慣れており、

気遣いがありがたいです。




私の入れてもらったラミナリアは2本だけ。


それも、麻酔を使っていたので

処置の痛みは全くありません。


ドクターも慣れているので

全て一瞬で終わりました。



終わる頃には

麻酔の影響で頭がクラクラして

周りの声がよく聞こえません。



その時に

急にすべての出来事が現実味を帯び

怖くなって、悲しくなって

涙が止まりませんでした。



めまいも涙も収まらないので

5分以上そのまま処置の椅子の上で休ませてもらい、

着替えて帰りました。




その日は軽い生理痛の痛みと出血がありましたが、大きな問題はありませんでした。



夜12時から絶食だったので

寝る前に更に食べておきました。