韓国映画『クローゼット』
ハ・ジョンウ、キム・ナムギル主演作品。
交通事故で妻を亡くしたサンウォンを演じるのがハ・ジョンウ。
残された一人娘イナと、２人だけの生活をスタートさせる。
新しい家での生活だが、自身も事故のトラウマに苦しみ、
イナの精神も不安定。
仕事もままならない中で、ベビーシッターを雇い、イナを託し
仕事に復帰しようと考えていた時に事件は起こる。
イナが突然行方不明に。。。
新しい家でのイナは、奇妙な行動を送るようになっていたが、
サンウォンは、自分のことで精一杯だったこともあり、
重く受け止めてなかったんですね
なんとか仕事に復帰したい。
その思いが強かったため、イナをないがしろにしてしまった
イナを遠ざけたい・・・と、少しでも思ってしまった心がクローゼットの
中から‘アレ’呼び寄せてしまった・・・・
懸命にイナを探すも、全く情報がない
途方に暮れるサンウォンの前に、胡散臭い一人の男が現れます
その胡散臭い男ギョンフンを演じるのがキム・ナムギル。
どんな役をやっても男前オーラが出ており、眩しいです
イナの場所を知っているというギョンフンを、最初は全く
信じていなかったのですが、ギョンフンの研究資料などを読み
次第に信じて頼ることに・・・
ギョンフンは母親の死の真相も探っている霊媒師なんですね。
いろんな機器を用いて、霊に立ち向かっている男。
何度も言いますが、どんな役をやってもかっこいいのが
キム・ナムギルです
イナを助けられる時間は限られている。
果たしてイナを無事に取り戻すことは出来るのか。
自分の命をかけてサンウォンはクローゼットの中に入っていくことになる。
愛する妻を亡くした喪失感。
残された娘とはうまく向き合えず、時間だけが過ぎていく。
サンウォンの悲しみを演じるハ・ジョンウに惹きこまれます。
クローゼットの中に隠された悲しい秘密。
イナのような思いの子供がたくさん生み出されてしまった現実に
いいようのない悲しみを感じました。
深く心に染み入る作品。
ホラーのように感じますが思ったほど怖くないのでホラー苦手な方でも
大丈夫だと思います
たくさんの方に観ていただきたいです。
