韓国映画『暗数殺人』
キム・ユンソク、チュ・ジフン主演作品。
殺人をほのめかすカン・テオ(チュ・ジフン)から、真実を聞き出そうと
翻弄される刑事キム・ヒョンミン(キム・ユンソク)の攻防。
悪知恵が働くテオがヒョンミンを手玉にとって、ヒョンミンが
追い詰められていく姿が痛々しいものがありましたが、
自分が優位に立っていると思っている時こそ、人間足元を
救われるもんですね。。。
孤独な戦いなんですよね、周りの刑事は全くヒョンミンに耳を傾けないし。
自身も交通事故で妻を亡くしており(犯人は逮捕されていない)
被害者の苦悩が人一倍理解できるヒョンミンは、協力者がいなくとも
一人で捜査に臨みます。
ヒョンミンの辛い苦しい闘いは永遠に続くかと思われましたが
テオに殺害されてしまった人たちの無念が、ヒョンミンを真実に導いていく・・・
韓国で実際に起きた事件が元になっている作品とのことで、罪のない人を殺害し、
平気で日常生活を送り続ける。
全く罪の意識がないことに恐怖を覚えるし、警察さえも翻弄している
犯人の姿に背筋が凍ります。
最初から最後まで緊張感が半端ない作品で、世界観に惹きこまれます。
たくさんの方に、この緊張感味わって欲しい