【読書記録】2020年23冊目「チョ・ナムジュ 82年生まれ、キム・ジヨン」

 

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主人公キム・ジヨン。

彼女のこれまでの軌跡を淡々と描きながら、どれだけキム・ジヨンが

いいようのない思いにさいなまれているのかわかります。

それは決してキム・ジヨンだけが体験しているものではなく

全ての女性が1度ならず2度、3度・・・それ以上に

体験し感じていることなのではないでしょうか???

 

いろんな人格がキム・ジヨンに憑依したように感じますが

それは突然ではなく、徐々にキム・ジヨンに覆いかぶさって

いったものなんですよね。

積み重なってきた苦悩。

 

女性が自分の権利を声に出していうことに、まだまだ躊躇し

遠慮し、ひるんでしまう世の中です。

自分の身を守るのは自分でしかない。

でも、その声を発することが出来る場所がないとなると

キム・ジヨンのようになってしまっても不思議ではないんですよね。

 

読み終った後に、言葉に表せないくらいの深い悲しみが襲ってきました。

女性として生まれてきたことへの絶望が襲ってきたからかもしれません・・・

 

 

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