今日は９月
暑いかい
蝉は死んだ
暑いかい
桜の木が笑ってる
ゲリラ雨が襲う
暑いかい
入道雲
暑いかい
スマイルはいないかい
心はいつも置き去りだ
悲しいかい
愛も幸せも何もない
苦しいかい
明日が来るのを忘れたかい
雪が降り凍る
寒いかい
エベレストの吹雪は
寒いかい
スマイルはいないかい
暑いかい
寒いかい
暑いかい
寒いかい
ホザケ
ふざけんじゃねえ
歩けるかい歩けるだろ
幾万の時を
見えるかい見えるだろ
神の道標
スマイル スマイル
毎度
スマイル スマイル
２０２４年８月
今日は３８度とか４０度とか
暑い夏です
台風７号が来ます
ゲリラ豪雨が降ります
テレビのあちこちのチャンネルは
避難を呼びかけ煽っています
テレビの高校野球児は
甲子園で一心不乱にボールを追いかけています
人は極暑の夏といいます
人は地球は温暖化が進んでいるといいます
何も知らない生き物は
考えることができません
愛も幸せも喜びも悲しみも苦しみも痛みも
何も知らない生き物は
生きることしか知りません
今日も蝉が鳴いています
いっせいの合唱は耳鳴りがします
何も知らない蝉は
一生が短すぎるんじゃないかとおもうんです
けれど蝉は
命に不平不満はありません
命に短い長いはを知りません
蝉は
生きることがすべてです
愛も幸せも喜びも悲しみも苦しみも痛みも
何も知らない生き物です
今年の夏は暑いですか
夏は暑いですか
暑いですか
暑いですか
生きてることは
暑いですか
暑いですか
暑いですか
暑いですか
暑いですか
毎度
スマイル スマイル
photo by kiritoka
パリのオリンピック
興味もなく
テレビも見ない
明日の遠足のリュック
隣の女の子に借りたピンク色
小学生の男の子泣いていた
パリのオリンピック
金銀銅を争っている
雨の日は大きなこうもり傘
小学生の女の子泣いていた
パリのオリンピック
世界のスポーツの祭典
学校を休んで給食のパンを待っている
貧乏な小学生
雨の日は雨漏りで鍋を並べる
男は坊主に学生服
軍隊の名残
高校
大学
就職
ヒゲはダメ
タトウはダメ
原発はダメ
戦争ダメ
金がすべて
便利で楽をする
パリのオリンピックが終わりました
毎度
スマイル スマイル
君ときみ
青い空が好きだというけれど
今日も明日も明後日も
毎日毎日青い空じゃ
なぜか涙が出てきます
思い出します
雨が降らない水がない
降るのは黒い雨
草木も生きものも
青い空が殺すというのか
春夏秋冬
雨がふる雨がふる雨がふる
水たまり水たまり水たまり
子供が
新しい長靴で飛び跳ねています
毎度
スマイル スマイル
photo by kiritoka
今日はさあ
３７度で暑くてさあ
会社はエアコン寒くてさあ
少し街を歩いてるとさあ
アスファルトの道路をさあ
少し大きなアリがさあ
車が通るから危ないのにさあ
何も怖がらずに平気でさあ
足が暑いのかさあ
慌てふためいたように歩いててさあ
あっという間にさあ
車にひかれてさあ
死んじゃったよ
人はさあ
死にたくないのにさあ
交通事故で死んだりさあ
病気で死んだりさあ
戦争でさあ
多くの人が死んだりさあ
人はさあ
いつしか死んだらさあ
人を集めてさあ
葬式をしてさあ
火葬をしてさあ
骨をひろってさあ
お墓をつくってさあ
骨を埋めるのさあ
僕はさあ
死んだらさあ
なんにもなんにもしなくてさあ
なんにもなんにもいらなくてさあ
アリのように平気でさあ
ただタダさあ
死にたいよ
毎度
スマイル スマイル
君は死にたいか
愛を知らないのか持っていないのか
愛されたいのか愛せないのか
愛を拾ったのか捨てたのか
神はいるのかいないのか
神が見えないのか信じないのか
人間様の心は孤独と矛盾か
孤独と矛盾に
人間様のすべてがあるのか
な～んにもないのか
君は死にたいか
今日は
蝉が鳴き叫ぶ
生きてる
生きてると鳴き狂う
闇から光
静寂なる夜明け
今日もスズメが
チュンチュンチュンチュン
鳴き叫ぶ
僕のスズメは
今日も目覚める
君は死にたいか
子供たち死ぬも生きるもわからずに
ビルから飛び降りた
手を繋ぎ
君は死にたいか
ホザくなウザイ
僕は死ねなかった
君は生きている
君の手を見ろ
指が動くだろ
君の足を見ろ
立てるだろ歩けるだろ
壱と壱を足せば弐になるだろ
君の脳みそ
君は生きている
手を見つめても見つめても
指が動かない人間様
足をさすっても摩っても
立てない歩けない人間様
壱と壱を足せばいくらになるか
解らない脳みそ人間様
君は生きてる
人間様は生きている
生きているのは人間様ダ
君は生きてる人間様ダ
僕は生きてる人間様ダ
毎度
すまいる すまいる
春は
当たり前に過ぎ
夏は
当たり前にやってくる
人は
当たり前に暑いと叫ぶ
夏が
当たり前に過ぎ
秋は
当たり前にやってくる
山は
当たり前に紅葉する
秋は
当たり前に過ぎ
冬は
当たり前にやってくる
人は
当たり前に寒いと叫ぶ
冬は
当たり前に過ぎ
春は
当たり前にやってくる
サクラは
当たり前に花を開く
春は
当たり前に過ぎ
人生は
当たり前にやってくる
人は
当たり前に生き
人生は
当たり前に過ぎる
泣いてる君
当たり前に
ガンバ
毎度
スマイル スマイル
photo by kiritoka
僕と失恋列車に乗りませんか
哀しみさんは御乗車ください
涙さんの切符はいりません
幸せ往きではありません
ご注意ください
助けることは出来ません
ただ手をつなぎ
まっすぐ走ります
降りたくなれば
いつでも
下車してください
僕と失恋列車に乗りませんか
行く先は
愛の街
乗りたくなれば
いつでも
乗車してください
未来は
遠すぎるので
失恋列車は停まりません
でも
今日から
明日へは
必ず行けるよ
僕と失恋列車に乗りませんか
夢の街には
止まりません
窓から見えるでしょ
新しい真実の街が
終着駅の
赤い糸が
僕と失恋列車に乗りませんか
満月の夜はドライブだ
街をチンタラ走ってもダメ
ドライブは高速道
オープンカーで突っ走る
真冬の深夜の高速道
オープンカーで突っ走る
顔はつめたく凍りつき
涙が空へ飛んでいく
みんなの車は止まって見える
浮いている
飛んでいる
夢の中
オモチャのように突っ走る
月への道を突っ走る
毎度
スマイル スマイル
昨日はさぁ
寒くてさぁ
今日はさぁ
急に暑くてさぁ
生きてるのめんどくさくなってさぁ
頭ぼぉっとしてさぁ
なんか少し散歩してさぁ
蜘蛛をボォット見ていたらさぁ
一生懸命にさぁ
糸で綺麗に円を描いててさぁ
しばらく釘付けにされてさぁ
蜘蛛もアーティストだと気がついてさぁ
生きる意味を知らされてさぁ
ぼぉっとした頭がさぁ
蜘蛛になっちゃったよ
毎度
スマイル スマイル
生きることは面白いかい 生きることは詰まんないかい 生きることは愉しいかい 生きることは苦しいかい 生きることは幸せかい
愛することは面白いかい 愛することは詰まんないかい 愛することは愉しいかい 愛することは苦しいかい 愛することは幸せかい
君のこころは面白いかい 君のこころは詰まんないかい 君のこころは愉しいかい 君のこころは苦しいかい 君のこころは幸せかい
面白い 詰まんない 愉しい
苦しい 幸せ
僕は すべて
忘れてしまった
大きな声で笑ってる
ワッハッハッハ
ワッハッハッハ
どうにもこうにも止まらない
ワッハッハッハ
ワッハッハッハ
だれが見ても
だれが聞いても
おもしろい
たのしい風景なのに
涙が出るのは何故でしょう
泣いているのはだれでしょう
毎度
ス マ イ ル ス マ イ ル
