雪だったら延期の連絡が当日朝入ります、の事前連絡も先生方に昨日のうちに来ていたそうで、さすが、伊藤楽器、田口さまの神レベルなご対応。今朝は6時半に移動できるかを確認する予定になっておりました。朝起きてみたら雪も降っていなかったので開催ですね。と確認をしただけで終わったのですが、とにかく判断、対応が素晴らしい。
お店の中は温かく、カーディガンを脱いでお話しするぐらいでした。たくさんご発言もいただき活気のある時間に。ありがとうございました。
ほんとは、これセミナー衣装じゃないいわゆる私服なんですけど… .あまりの寒さに急遽今回はこのお洋服で登壇しました。ニットワンピの人にタートルネックセーターと黒いスカートも重ねていて。すごく着込んでいるので暖かかったです。
寒い中、対面でお集まりいただいた先生方。このほかにも全国からアーカイブで配信のお申し込みをいただいているそうです。
対面セミナーはトークライブですので
やはりやればやるほど、調子が出るし、とにかく楽しいですね。
アーカイブ配信の皆様もよろしくお願いします!
対面セミナーだと先生方との忌憚のない現場の話がたくさんできますね。
開発で小学校が満杯になっている場所もピンポイントである話。
新卒の音大生は奨学金が払える正社員の仕事に流れる傾向が増しており、講師としてなかなか入ってこないので、生徒を集めるのも講師を集めるのも、これまで以上に大変になっている。
その状況で音大進学を勧めづらいこともあるだろうなと。
とにかくやっぱり練習してこない子は全国どこでも想像以上に多い。これは、私が予想していた以上に多い実感です。今日もお困りのお声が沢山でした。
私の研究会の先生方は超実力派の方がたくさんいらっしゃいますが、それでもやっぱり練習してこない子を抱えていらっしゃる先生は、大勢いるのが現状ではないかな・・・
昭和にできあがり平成の途中ぐらいまでに膨張したレッスンスタイルとそれをとりまくビジネスが、どんどん崩れ落ちながらも、踏みとどまり、残る部分がどれなのか、目を凝らして探すような感覚になりました。
前時代的なブラックな慣習は若い世代には受け入れられないので、「仕事」なら「仕事」としてほかの業種とある程度の比較の対象になるようなものでなければ、もはや仕事にはならない時代がもうやってきているでしょう。音楽の仕事だからお金は安くて当然という考え方ではもう人はついてこない。それは良いことでもあるけれど、レッスンの質が落ちることと紙一重にもなるかもしれません。音楽や教育はうまくやれば利益があがることはあるけれど、基本的に「もうかる」ものではないですからね。
レベルの維持は大切もちろんですが、世の中の物価も考え、持続可能で現実的な落としどころを探っていくのも非常に重要と改めて感じています。
その辺も含めて、練習しない子たちへの対応スキルを磨く、この分野の研究をする価値があると思っています。
若い世代のレベルアップやすそ野の広がり、SNSなどDX化により個人事業主に情報が入りやすくなりやる気さえあれば勉強、集客など生き延びやすくなっているなど、良い材料もありますので、ひとつひとつの判断をなるべく間違わないように、沢山の方々と情報を交換していきたいと思います。
追記 伊藤楽器さまホームページでご感想をいただきました!
「練習しない子のためのピアノレッスン」次回は2月24日の京都です。