先日、某誌の編集長とお話したときに「ほんとにあの方のライブたくさん行ってますよね!?」と驚いていらっしゃいました。
そういう編集長もかなりマメにいらしているのですが、まあ、編集長ぐらいの回数が業界人としては常識的なんでしょうね。とかいう私も、地方は行けてないから追っかけとしては初級レベルですが。

私にしたら「これだ」と思い込んだら徹底的に追いかけるスタイルはライターになる前からずっとやってきたので普通のことなんです。
好きなアーティストがいたら、
アルバム集めて全パートを集中的に聴いて
雑誌のインタビューは音大図書館でデビューからすべて集めて。
でもやっぱり演奏してみないとよくわからない。
だからスクェアにハマってたときはエレクトーン5年、ドラム2年習って、楽譜になっているものはひととおり演奏やりました。「トゥルース」や「オーメンズオブラブ」くらいならドラムで叩けます。16ビートはシンプルなものは叩けましたが、ファンクとかの要素が入ってくると難しかったな、、エレクトーンではだいたいなんでも弾きました。「コントロール」が好きで、発表会でドラムの先生に叩いてもらってデュオで演奏したり。メンバーが出るライブハウス公演とか、小さなところもひたすら探して通ってたし。そこで演奏される曲がまたわからなくて、一生懸命メモして先輩のファンの方に教えてもらって、元ネタのCD買うのにレコード屋さんあちこちまわったりね。

ピアノの楽譜が出ているものを弾くだけなら、ドラムを習いにいったのよりはハードルは全然低いです。ハードル低すぎるとテンション上がらないから、月に一曲は仕上げて、2か月に1回ぐらい、最近は毎月、ステージで弾いて、プロのピアニストからの評価をもらってます。


そこまでやる?というか、
やれることはやらないと気がすまない。
こだわりすぎ?
極端。


でもたくさん音楽ライターがいる中で何か自分らしさを出すにはいいと思うし。

そもそも、ライブが終わって1週間ぐらいで禁断症状が出るから、もしライブがあるならば行かずにはいられないだけなんです。
ライブがないととにかくつらいから、
気を紛らわすために、いまハマっているアーティストの曲がピアノで弾けるから練習してる。そのうちそっちが面白くなってきた。禁断症状がまぎれるのは有り難いからピアノやっててほんとに良かった。最近は自分のステージがないと具合が悪くなってきて。
結局、面白くなると、なんでも禁断症状が出るみたいです。

人がどうとか業界の普通がどうとかは関係なく
とにかく、ライブに行かないと具合が悪くなるぐらい好き。
ファンになったらみんなそうじゃないのかなぁ。

もともと子どもの頃からオタクでハマり体質でした。
小2で「ベルサイユのばら」にハマり全巻漫画を買ってもらい、セリフ暗記するまで読み、ひたすら模写。

オスカルが近衛隊長のときの軍服と衛兵隊の軍服は何が違うのが見比べて描いたりとか。首飾り事件の首飾りも模写したり。

小2だと話が合う友達がいなかったのですが、本好きの女子にベルばらをすすめ、
「これ貸してあげるから読まない?」「ねぇ、オスカルってカッコいいよね!?」と布教活動。
「面白いね」「でしょ⁈」「何巻のどこがさー」
と、一緒にマニアックなベルばらトークを楽しんでいました。

だから世界史のフランス革命は楽勝。いまでも「ミラボー伯」とか「ジュー・ド・ポームの誓い」いわれただけでキャラや場面がすぐ浮かびます。

なんか今とまったく変わってないな、、、


その後もガンダムやヤマトにハマったり
中学では合唱部にハマったり
同人誌作ったり、
アルフィーにハマったり、
いろいろな紆余曲折がありました。
大学時代には編み物にハマり、友達に流行らせたりとか。授業でオーケストラがあって第2ヴァイオリンを3年弾いてました。あの頃はヴァイオリンにもハマった。
ピアノにはどれくらいハマったんだろう。
あんまりハマってないかも。
ずっとお勉強的に続けてきました。
いま、ピアノとハマるものがはじめて一致してしまい
大変なことになってしまったのかなぁ、、、

いまやハマったことについて書いてお仕事になるようになってしまいました。

有り難いことです。

もう、40年以上、ずっとハマり体質なんです。
だからいつもこんな感じなんです。

かなり変わってるのかなぁ。

あまり気にしたこともなかったんですけどね。

今更変われません。苦笑