以前はイギリスのキャットフードを食べていたうちの神猫様。1ヶ月くらい前からこのキャットフードに変えて、ツヤツヤふわふわ、そして、目が美しくなりました!





小学6年間、先生が全てだと思っていて、いくら怒られても心では慕っていました。

でもレッスンの前は怯えていて「怒られませんように」とお祈りしていました。何が逆鱗に触れるのか全くわからなかったからです。

持ち方もきちんと習った記憶がなく、何が正解かもわからないまま、ただ毎週のレッスンを受けていました。



中学生になって先生が変わりましたが、先生はとても遠くて、プライドの高い人。やはり持ち方もわからないまま。ムターの弾いている姿写真を見て、こういう風に持つのかな?と悩んでいました。やがて、私はバイオリンが嫌いになりました。

でも、やめはしませんでした。ただ、なんとなく続けていたのです。


転機は、堀川高校音楽科を受験しようと決めた中3の夏休み前。

その日から180度変わり、私は一日中練習するようになりました。

それまでの練習は1日10〜30分程度だったのに、です。


なのに、次のレッスンでも先生の態度は変わらないまま。

私はその瞬間、先生に期待するのをやめました。


そして、それ以降はただ自分のために、ひたすら練習を続けました。

心は折れていませんでした。

「教えてもらえないなら、自分でなんとかするしかない」

そうやって、がむしゃらに、音を探していました。



「よく受かったわね」

合格の報告をした時に先生が放った言葉です。







今、私はバイオリンを教える立場にいます。

思うのです。

あの頃の私に、今の自分が教えてあげられたらよかったのに、と。


構え方も、弓の使い方も、誰かに見てほしかった。

怖がらせずに教えてほしかった。

失敗しても、ただ責められるのではなく、「こうすればうまくいくよ」と導いてほしかった。


あのとき欲しかった言葉を、今の私は、生徒さんに届けられているだろうか。

あのときの自分が安心できるような教え方を、できているだろうか。


それが、今の私の「原点」です。