モアオーガニックなスキンケア通販の「ぷろろ健美堂」を運営する白樺じっちゃんこと八幡です。

 

 

 

酒さ・酒さ様皮膚炎の症状はかなり改善したものの、頬の赤みがなかなか治らないとう悩みをよく耳にします。酒さの原因は諸説ありますが、医学的に解明されていないため、いまだ根本的な治療法が確立されていません。皮ふが薄くなり、皮脂腺が増えてそこに栄養を送る毛細血管が増えたり拡張するためというのが通説ですが、いろいろ臨床例を調べてみると対処の方向性がみえてくるものがあります。

 

 

 

酒さ・酒さ様皮膚炎の特徴的な症状として、顔が火照って赤くなる、いわゆる「赤ら顔」があります。酒さ・酒さ様皮膚炎の増悪要因として、ケミカル化粧品、紫外線、気温の寒暖差、アルコール、辛い食べ物、熱い飲み物などがあげられており、これらは極力避けることが大事です。赤みは気温の寒暖差が大きい冬に強まる傾向があります。普通肌でも冷たい外から暖房の効いたデパートやレストランに入ると、火照ったり赤くなりますが、これはからだが体温を保つために寒い所では血管が収縮し、温かい場所に入ると緊張が解けて血流が増えるためです。しかし、もともと顔が赤い人は、急激な温度の変化に対応が追いつかず、顔の毛細血管に血流が滞るために、赤みが強くでると考えられています。この調節にかかわっているのが自律神経です。

 

 

 

                       赤ら顔の酒さ皮膚炎

 

 

 

恥ずかしいと感じると顔が赤くなるように、身体と心はつながっていて、心の状態が身体に影響することがわかります。とくに心にストレスがあると身体に強く影響を及ぼします。改善が思うように進まないと精神が不安に陥り、自律神経の過緊張状態から皮ふの血行が乱れます。不安と焦燥感に負けて、何とかしよう化粧品をあれこれ取り替えて試したりするのは、症状をかえって悪化させることにつながりやすいです。自律神経のバランスを整えなければ、炎症は収まりません。

 

 

 

天然成分100%の化粧品で保湿すれば悪化を防いで自然治癒力を高めますが、化粧品は薬ではないので、即効性を期待することはできません。じっくり自らの力で治っていくのを待つ必要があります。このとき単に赤みという物理的な現象だけに焦点を当てるのでなく、精神のストレスを解消し、体全体の自律神経のバランスを図る必要があるのです。それには心を整えるヨガや座禅、瞑想なども効果があるとされています。

 

 

 

                    ストレスが自律神経の乱れに

 

 

当然ながら、身体を作っているのは食物なので、食事による養生も大切です。憎悪要因とされる辛い食べ物、アルコール類、熱い飲み物などは避けて、腸内環境を改善し、免疫力を高めることが重要になります。いくら顔の炎症を抑える努力をしても、一方で炎症を助長する飲食を繰り返していては、改善の効果はあがりません。

 

 

 

自律神経の調整がうまくできないと、体温にも乱れを生じます。握手をするとびっくりするほど手が冷たい人がいますが、基礎体温の違いと片付けるのでなく、現代人の低体温傾向が食生活と密接に関係していることを理解し、基礎体温を高める取り組みが必要です。酒さ・酒さ様皮膚炎の治療では、一見矛盾するように思えるかもしれませんが、自律神経の緊張をとるには、内臓を温める必要があるのです。私たちの食生活が欧米流に変化したことで、現代人は冷え症の人が多くなっていて、冷えが酒さ・酒さ様皮膚炎の改善を妨げているという側面もあります。温野菜や、根菜や豆類の煮物など、身体をあたためる食品を中心に摂るようにしましょう。

 

 

【身体を温める食べ物】

 

海藻のわかめ、昆布、のりなど。豆類。地面下にできる根菜類やイモなど。干し魚、干し肉、しいたけ、乾燥野菜。塩漬けや味噌漬けにした野菜、肉、魚等の発酵食品。精白しない玄米や7分ヅキ米、精製していない粟、ひえ、天然はちみつ、天然塩、黒砂糖など。

 

 

【身体を冷やす食べ物】

 

精白米、精製した白砂糖、塩、マーガリン、化学調味料など。地上にできる葉物野菜、果物類。お酒、タバコなどの嗜好品、香辛料など。牛乳・動物性脂肪は熱を加えても冷やす性質あり。(肉・魚にはレモン汁をかけると良い。)

 

 

 

冷えを避けるために上半身ばかり厚着するのは逆効果です。冷えとり健康法でいう冷えとは、上半身と下半身の温度差をいいます。人の身体の下半身には熱を発する臓器がないので、一般的に上半身に比べて3~5℃ほど低いといわれています。身体のなかで一番冷えやすいのは、心臓から遠い足元です。足元が冷たいと、血行が悪くなり血が心臓に戻りにくくなります。昔から『頭寒足熱』という言葉があるように、冷え対策としては上半身を涼しくし、下半身を温めて温度差を無くすことです。化学繊維は汗を吸わないので、汗を吸収し毒素を排出しやすいといわれる絹、ウール、綿、麻などの天然繊維を選ぶようにしましょう。

 

 

 

また食べ過ぎと冷えとは深い関係があります。昔から腹8分目といわれるように、食べ過ぎると酵素が消化のために優先消費されてしまい、身体の機能を維持する代謝が省略されて、さまざまな病気の原因になりやすいのです。食事は少量ずつ口に入れてよく噛み、30分ほかけて食べると、あまり量を食べなくても満腹を感じて丁度よくなるのです。

 

 

赤みをとる最後の手段に、漢方治療やレーザー治療があげられますが、まずは日常生活全体を見直して、自律神経のバランスを整え、全身状態の改善を図ることが大事になります。

 

 

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