NHK新日本風土記

「四国 花遍路」

四国遍路その後

「桜吹雪 参りかいあり へんろ道」 

2024/06/30

 

 6月四国遍路がめでたく結願しました。四国の遍路についていろいろと考え思い出しています。NHK新日本風土記で「四国 花遍路」の放送がありました。

 私の四国遍路の4回目(4月1日から4月4日)は桜の開花が遅れたこととあいまって、まさに花遍路でした。桜が咲き乱れる遍路道を4日間旅しました。

 「桜吹雪 参りかいあり へんろ道」

 その時の俳句です。

 自己を見つめ新しく生まれ変わるための遍路道。

へんろ道の花々が人々を勇気づけます。

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 弘法大師・空海ゆかりの四国八十八ケ所の霊場を巡る遍路。春は、各札所の境内や遍路道も花であふれる。小林一茶も詠んだ樹齢数百年の山桜が咲く寺や、500本もの石楠花に染まる山寺、見事な藤棚の花と願いを託す風鈴がともに風に揺れる寺も。一方で、亡くなった兄のためお接待を続ける人や、志半ばで亡くなったお遍路さんの墓を守り続ける人、壮絶な遍路の記憶を持つ宿の女将など、地元お四国の人々の思いが交錯する春の旅路。
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〇二つの花寺
第六十五番札所「三角寺(さんかくじ)」(愛媛県四国中央市)
樹齢300~400年の山桜
 小林一茶が寛政7年(1795)

「これでこそ 登りかひあり 山桜」

 伊予最後の霊場で、標高は約360m、平石山の中腹にある静かな境内。


第六十番札所「横峰寺(よこみねじ)」(愛媛県西条市)
5月が見ごろの境内のシャクナゲ
江戸時代のものと伝わる遍路墓