亡き祖母の家に毎年実る梅。
その家に暮らす母から頂いた、
このまあるい木の実りを、
「どうやって味わおうかな」と考える。
私の些細な日常の楽しみの一つである。
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先日の記事 🔻
で書いたとおり、今年は梅干しにすることにしたのだが、
どうやら調べてみると梅干しを作るには少し時季が早かったらしい。
元来、一般的な梅干しは
6月中旬ごろから仕込むのがお決まりらしいのだ。
このままでは実が熟すのが先か、腐るのが先か、
という状況になる。
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はて困ったな、ということで、
青梅で作る梅干しの作り方を調べて見る。
某インターネットサイトで
「青梅は数時間水につけるとアクが取れる」とある。
よし、この方法で作ってみようと決め、
早速10時間ほど水につけてみた。
まあるい実から
ゆっくり、まったりと
空気の塊が排出されていく。
そのまま10時間待ったところで
ようやく瓶詰めの作業に移る。
まあるい瓶の中に
消毒のために焼酎を纏わせた梅と
粗塩を交互に重ねていく。
コロコロコロ…と梅の実が瓶に着地する音がする。
そのまま パラパラパラと塩をふる。
「梅酢が上手に上がってくるかな」と
期待と不安が入り混じりながら
数日の出張に出かけた。
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数日後。
帰宅し早速 瓶を覗いてみる。
「わぁ、たくさん(梅酢が)上がってる!」
と、ひとり心を躍らせる。
塩を纏っただけなのに
こんなにも変化が起きるなんて。
この日は、梅が完全に浸かるくらいの梅酢は
上がってきていなかったので、
このままさらに数日様子を見ることにした。
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梅の実は、この時期だけの自然からの贈り物。
できるならこの先一年分の梅を仕込んで、
ゆっくりと味わいたい。
そのことを想像するだけでもとても楽しみだ。
執筆後記
実は、記事のタイトル「まあるい木の実り」は、
梅の実と甘夏(のような柑橘)のことを指しています。
本当は今回の記事で
甘夏(のような柑橘)のことも書きたかったのですが
まだまだ文章構成能力が足りない私は
一つの記事にまとめることができなかったので、
また別の記事で紹介したいと思います😌🙏🍊