今日はGWの真ん中の日。
外を10分も歩くと汗ばむくらい暑い日
靴よりサンダルの方が過ごしやすい季節がきたかも・・そう思いながら
外を歩いていた
あ、そうだ。靴箱に入りっ放しの青い靴を例にして
ABAを語ってみよう、そう思った。
反応努力という言葉
反応努力/responce effort
ABAの用語の1つなんだけどどういう意味か?
『やってほしくない事(行動)を完全に防ぐことはできなくてもしずらくなる工夫をする事』
すごくざっくりいうとこんな意味。
冒頭に挙げた青い靴を例に今回は話をすすめてみようと思う。
ハイカットのスニーカーが好きで白と青の2足を持ってる。
でもこの間の雨の日に履いたら青い靴が少し汚れたから、洗った。
靴紐をほどいて洗って、乾かした。
乾いた後に私はほどいた靴ひもを再び通さず、靴箱の下段に入れた。
私はこの青い靴を履きたい
でも、下段の靴を取るためにかがんで、ほどいた両足分の紐を通すのは
非常に面倒くさい。
ちなみに
靴の汚れあり
↓
靴紐をほどいて洗った
↓
靴の汚れが無くなった
汚れを取りたいという欲求が私に靴紐をほどかせたたのに。
かがんで靴を取ってひもをまた通すという行動は
なぜか起きていない。
反応努力が高まってるなあ~と靴箱を見るたびに
思う
かがんで靴を取ってひもを通すだけで青い靴が履けるのに。
ものの5分もかからないはず
5分我慢すれば靴を履くという行為は完成する。
つまり完全に私から青い靴を履く行動は取りされていない。
けども、かれこれ1か月私は青い靴を履いていない。
これが反応努力が高まった状態という。
行動を完全には防げないけど、起きにくくする工夫。
(別に私は青い靴を履きにくくする工夫をしたわけではないんだけどね)
お子さんの困った行動もこれを利用すればかなり起きにくくできる。
起きにくい工夫をするだけで、事前に防げるかもしれない。
いわゆる問題行動も「起きなかったら」問題行動ではないよね。
困った行動が起きてからの対処方法ももちろんあるけど
起きにくくする工夫って言うのもとても大切なんだよね。
行動分析学を扱う者として、この事前の工夫という事に対して
自分の柔軟さや知識が求められるなあ~と思っています。
さて、みなさんはどのように反応努力を高めてみますか?
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ミク先生
\国内には100人程度しかいない/
国際認定行動分析技術士/ABAT