有村架純さんが主演されている、 映画「コーヒーが冷めないうちに」を、9月22日(土)に観に行ってきました。

 

会いたい人と一緒に、その喫茶店で過ごした時刻に戻ることができる、不思議な喫茶店。そして、それを行える不思議な女系家系。

「どうして、そんなことができるんだ?」

知りません、映画でも触れてません。でも、なんか興味を引きませんか。

 

過去に戻れる時間は、ほんの数分だけです。そのことによって、会えた相手の人生が変わることはありません。しかし、会いに行った人の心に変化が起こることはあります。それに寄って、その後の人生に変化が生じることもあります。

 

出演者のベテランの方がいいですよね。じっくりと見させてくれます。松重豊さん、薬師丸ひろ子さん、石田ゆり子さん、吉田羊さん達です。

 

波瑠さんは、なんかテレビドラマ「サバイバル・ウェディング」の黒木さやかのキャラのまま出演されているような雰囲気の役でした。

 

有村架純 コーヒーが冷めないうち

 

有村架純さんは、不思議な力を持つ巫女のような雰囲気で叔父がマスターをする喫茶店で勤めていました。しかし、どこか影があり、人生を諦めているような感じです。それが伊藤健太郎さんが演じる青年の影響で、少しずつ前向きに変化していくのがよかったですね。そして、この美しい娘の母親をするのにふさわしい方が、母親を演じていました。思わず納得してしまいました。

 

映画の中で、有村架純さんが、母親を目の前にし、涙を浮かべながら、何度も

「お母さん~」

と繰り返すシーンがあります。見ているこちらも、思わず目が潤んできました。

「日本アカデミー、主演女優賞ノミネートがあるかも

といった演技でした。

 

伊藤健太郎さんは、実は、まだ、この映画を含め、二度しか意識して出演されたものを観たことがありません。以前見たのは、黒島結菜さん主演のテレビドラマ「アシガール」の若殿役です。女性には好感をもってみて貰える役でした。今回の青年の役も、女性には好感をもってみて貰える役だと思います。こういう役をやっていると、男優としての伊藤健太郎さんの好感度も高まるんじゃないかなと思いました。

 

役名「未来(みく)」という女性が出演します。ほんの一瞬の出演ですが、

「誰だ、この女優は? いくつの娘(こ)だ?」

と気になりました。とてもインパクトがある出演場面で、私のようなことを思った人は、他にもたくさん居るんじゃないでしょうか。

 

安らかな気持ちで、じっくりと映画を楽しみたい方に、いい映画なんじゃないでしょうか。