罠 東京初日
罠 観劇日 2010年5月15日 天王洲銀河劇場
加藤和樹さん主演の「罠」を見てきました
かっこいいですね~
罠
原作 ロベール・トマ氏
演出 深作健太さん
キャスト
ダニエル 加藤和樹さん
エリザベート 辺見えみりさん
マクシマン神父 上山竜司さん
メルルーシュ 松田賢ニさん
ベルトン 初風緑さん
カンタン警部 岡田浩暉さん
警官 中村隆太さん
あらすじの一部を紹介
舞台は、フランス、シャモニー(?)の別荘。
夫ダニエルが妻エリザベートの失踪届けを提出する。新婚3ヵ月だという。警部に妻の捜索を懇願するダニエル。何の手がかりもないという警部。
警部が帰った後、神父がエリザベートを訪ねてくる。エリザベートの失踪を話すダニエル。すると、神父が「奥さんを許せますか?」と尋ねる。「もちろん」と答えるダニエル。それを聞いた神父がなんと、エリザベートを連れてくる。
ダニエルに微笑みながら話しかけるエリザベート。しかし、ダニエルは「こんな女、俺は知らない!」と神父に訴える。困った神父は、エリザベートに身分証を見せてもらう。そこには、はっきりとエリザベートの証が!それでもダニエルは「お前は誰だ!」とエリザベートに詰め寄る。「私がわからないなんて…」とショックを受けるエリザベート。そして、「私が出て行ったのが行けないんだわ!あなたがこんなことになってしまうなんて…。ダニエルは神経の病で、発作が起こると手が付けられないんです。」と語る。
怒鳴りまくるダニエルに対し、終始、落ち着いた態度のエリザベート。神父はエリザベートを信じつつも、警部を呼ぶ。警部が到着し、ダニエル、神父、エリザベートとそれぞれ話す。エリザベートの言動はすべて、彼女がエリザベートであることを示していた。「これは罠だ!誰かが俺を陥れようとしている!」叫ぶダニエル。
ダニエルの言うようにこれは罠なのか?それともエリザベートが正しいのか?後半では、2人の結婚に立ち会ったというメルルーシュやエリザベートを看た看護士も加わり、話は混沌とする上、さらには殺人事件まで起きてしまう!
果たして、誰が嘘をついているのか?推理劇のためと初日観劇のため、あらすじ紹介はここまでとさせて頂きます
感想
ちょっと辛口かもです
前半の頭に伏線だと思われる演出というか演技があるのですが、それでラストがわかっちゃったよー 「罠」は原作を読んだこともなければ、見たこともない状態だったのに 最初の演出をもう少し抑えてくれれば、何の疑いもなく、私も罠にかかれたと思うんだけどな…そこがちょっと残念でした。なんでか、確信しちゃってたので、ドキドキハラハラが減っちゃった
原作は有名なので、終わってみると、あーいろんなところでマネされてるかもーっていう感じはするので、それも原因なのかな
加藤和樹さん。生で見るのは初めてなんですが、文句なしにかっこよかったです。前半、怒ってるシーンばかりなんですが、後半、話が展開するにつれて、いろいろな表情のダニエルを見ることができました。恐怖に慄く姿がかわいかったダニエルにすっごく味方したくなっちゃいました。
辺見えみりさん。久しぶりに生で見たら、なんだかマダムっぽくなりましたね~奥さん役だったから、ということもあるかもしれませんけど。エリザベートは途中からどんどん怖いヒトになっていくのですが、なんか、すごく役に合ってる感じがしました。もう笑い声だけで怖いのでも、涙してるところとかキュートでした。
岡田浩暉さん。この方、ドラマでいつもいい人の役をやっていませんかなんかそんなイメージがあったので、警部も言動のひとつひとつがいい人っぽかったですそして、岡田さんの演技で舞台がシマル、そんな気がしました。
今日は、初日のためか、拍手が鳴り止まず、キャストの皆さんが何回も出てきてくれました。あまりに鳴り止まない拍手に、えみりさんと岡田さんが加藤さんに挨拶を促したんですが、加藤さんが「えっ!僕が?」みたいな感じで戸惑っていてかわいかったです。えみりさんも笑っていらっしゃいました。それで、加藤さんが「ありがとうございました」と挨拶されて、何回も続いたカーテンコールが終わりました。
カーテンコールでハケる際に、初風さんがかわいく手を振ったり、いろいろされるので楽しかったです。加藤さんも最後に手を振ってくれたんだったかな…それはえみりさんだったかなとにかく、キャストのみなさん、笑顔がとても素敵でした
これから、地方公演もありますし、当日券もあるようです。
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