VISIONのすゝめ。 | キサラギさんのせれくたー雑記。

キサラギさんのせれくたー雑記。

元・WIXOSS総合ルール製作者。最終版Ver1.07。


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VISION歴はまだ4年、キサラギさんです。



さて、今回は何時に無くマジメな話をしようと思います。内容としては、私の本懐である「東方VISION」の布教記事となります。

切っ掛けは色々とありますが、一番の理由としては先日の遠征でしょうか。普段は味わえない新鮮な体験を通して、私の東方VISIONに対してのモチベが完全蘇生した事も相まって、この際新規プレイヤー向けに良さを伝えられれば、と思います。どちらかと言うとTCG経験者向けの話になっていますが、未経験者でも理解出来る内容にする様に心掛けます。

要望があればルール面での布教記事も作りたいと思いますが、それに関しては既に作られている方が居ると思いますので、其方を参考にした方が早いかと()

拙い文面、尚且つ長文になるかと思いますが、是非とも最後まで読んで頂き、また興味を持って頂ければ幸いです。



○東方VISIONとは?

正式名称を「Phantom Magic VISION」と称するこのカードゲーム。元々は「東方project」と言う同人STGゲームから派生した二次創作であり、登場するカードは殆ど全てがこのゲームを元ネタとして作られています。東方projectの二次創作カードゲームとしては他にも幾つか存在しますが、「東方VISION」ならではの利点としては以下の点が挙げられます。



「TCG」では無く「LCG」である事

普段から良く耳にする「Magic:The gathering」や「デュエル・マスターズ」、私のもう一つの本懐である「WIXOSS」等、現在一般に流通している物は殆ど全てが「Trading Card Game(TCG)」と呼ばれる形態となっています。略称にすると分かる方も多いのではないでしょうか。

しかし、東方VISIONはTCGではなく「Livivg Card Game(LCG)」と呼ばれる形態を取っています。聞き覚えの無い単語で戸惑う方も居るかと思いますが、「Card Game」と言う部分が共通している通り、ゲームとしての体型は殆ど……いえ、全く同じです。それでは何が違うのかと言うと、「箱の中身が常に固定である」点です。

他のTCGをやっていて思う事もあると思います。「このカードが引けなかったからデッキが組めない」「相場の低いカードばかり引き当ててしまった」「知り合いの箱が強過ぎる」……等、枚挙に暇がありませんね。私もあります。ですが、LCGは同じエキスパンションであれば中身が常に固定。従って、どんな人が買っても必ず同じカードが手に入るという事です。構築済みデッキのみ発売される、と言えば分かり易いと思います。

纏めるならば、「同じ資産であれば誰しも平等なカードプールを持てる」と言えるでしょう。



長年培って来た歴史

先述の通り、東方projectの二次創作カードゲームとしては他にも幾つか存在しています。企業と連携を取り、各種バックアップも手厚い「東方混沌符」、同じく長い歴史を誇り、今尚高い人気を集める「幻想ノ宴」、彼の「不思議の幻想郷」シリーズを手掛けたAQUASTYLE制作の新感覚TCG「スペルカードストライク」等、私の知る所ではこの辺りでしょうか。

この辺りと比較すると、やはり「10年もの歴史」があります。それだけ長くの時期を迎えられたという事は、ユーザーからの信用を一定数勝ち取っている何よりの証拠だと言えます。また、それ故のカードプールの広さも売りで、つい最近頒布された20弾を以って2,000枚もの数になります。それに依って、プレイヤーの個性が光る自由度の高い構築が可能となっています。

纏めるならば、「長年の経験による信頼と、それに依る構築自由度の高さ」と言えるでしょう。



公式サポートの手厚さ

公式サイトやブログ、公式Twitter等、制作側とユーザー側の交流を図る為の物もきちんと用意されています。ルール面やカードの挙動で分からない事があった時、公式に問い合わせ出来る環境は無いと困るので助かりますね。また、ユーザー自身もTwitterによる交流が主流となっているので、公式だけでなくユーザーにも聞ける環境になっています。

他にも、ユーザー側が自主的に開いている公式大会・公認大会への参加特典の付与も行っていたり、一年に一度の全国大会では自らが主催となって開催したりと交流を支援する事も数多くしています。
ルール面でも、商業TCGに引けを取らない総合ルールの綿密さやデータベース検索の優秀さ等、細かな所までしっかりと整備されています。

纏めるならば、「制作側とユーザー側、双方による手厚いサポート」と言えるでしょう。



……さて、布教するからには良い点だけではなく悪い点も伝えなければ不平等と言う物。此処からは「東方VISION」ならではの欠点を挙げたいと思います。



初期投資のハードル

これはLCG全般に言える事ですが、箱の中身は常に固定なので、良くも悪くも必ず規定枚数しか手に入りません。東方VISIONの場合は100枚+1枚入りで2,160円なので単純計算では1枚約20円ですが、極端に言うと1枚だけ欲しい時でも2,160円になります。
前回の私のデッキで例えると、キャラクターカードに限定しても11弾×3箱、12弾×1箱、13弾×2箱、14弾×2箱、15弾×2箱、17弾×3箱、18弾×2箱なので総額32,400円ですね。スペルカードはキャラクターカードと同じ箱に収録されるので数は減りますが、コマンドカードまで数えると軽く40,000円は超えます。

但し、これは飽くまで「初期投資」の話。これだけ買ってしまえば、追加で買わなくてもデッキが組める事も珍しくありません。例えば、現在の環境デッキの一つである「地獄」デッキは15弾に主要パーツが多く収録されているので、殆ど買い足さなくても組めてしまえたりします。なので、この点は一長一短ですね。

纏めるならば、「一つ目のデッキを組むには結構な費用が掛かるが、二つ目以降は然程でもない」と言えるでしょう。



絶版カードの入手難度

10年も続いている都合、初期のカードはどうしても入手難度が高くなります。最近では過去のカードを再録した箱を頒布したりしていますが、それも限度があると言う物。今となっては手に入らないカードも存在します。また、現状そのお陰で使用禁止にも等しい扱いを受けているカードも存在しています。過去と現在のカードパワーの差は確かにありますが、この点は構築自由度を下げる結果となっています。

また、この点とは関係ある様で無いのですが、同人ゲームの二次創作である都合上「そもそも販売する場所が少ない」と言う欠点もあります。著名な所では公式との繋がりが最も深い「イエローサブマリン」や同人の取り扱いを専門とする「メロンブックス」でしょうか。最新弾はこの二店を頼ればほぼ確実にあると思います。次点で「とらのあな」と「ゲーマーズ」の二店でしょうか。困った時に覗くと、若しかしたら置いてあるかも知れません。ですが、これ以外に頒布している店舗は殆ど無く、入手機会が非常に限られてしまっています。

地味ながら、TCGでは無くLCGである事も後押ししてしまっています。TCGであれば余っているカード同士でトレードを行う事も出来ますが、LCGではそもそもカードが余る事が少ないのでトレード自体が困難を極めます。また、箱を買えば必ずカードが手に入る都合、それ以上にシングルカード販売の需要が低く、此方を頼る事もほぼ不可能です。従って、自力で入手出来ないカードは何時まで経ってもそのまま、と言う事態が多々あります。

纏めるならば、「流通量の寡多によるカード間の格差、通歴の短長によるプールの格差」と言えるでしょう。



最近のカードパワーの是非

これは経験者である私からの目線ですが、最近のカードには明らかにオーバーパワーなカードが収録される事が多くなったと感じます。「東方VISION」に於いては、商業TCGで見られる禁止・制限改訂ではなく、カード単体のテキストを書き換えるエラッタ・テキスト修正を行っています。環境を壊すレベルのパワーカードや、ルール面で不備が生じるカードを修正する為の措置なのですが、最近このエラッタが機能しておらず(今年はまだ一度のみ)、一ユーザーとしては疑念を抱かざるを得ません。

本来エラッタ・テキスト修正は頻繁に行われるべき物ではないので、現状で良いのでは?  と言う事も考えられますが、環境トップの一角をワンショットデッキが占める現状は、正直な所異常であると感じます。他のTCGであればそこまで深刻ではないと思いますが、事キャラゲーとしての側面が強い「東方VISION」に於いては無視出来ない影響を与えています。

個人的な話ですが、「各プレイヤーは望むのであればデッキの他にゲームとゲームの間にデッキのカードと入れ替えてデッキを調整することを目的とするサイドボードを用意することが出来る(総合ルール1.4.2より)」と書かれているサイドボードをゲーム中にポンポン触るのも如何な物かと思いますね……デザイン自体は面白いのでまだ許せますが。

纏めるならば、「最近のカードに於ける調整とデザインの甘さ」と言えるでしょう。



……さて、私が感じる「東方VISION」の利点・欠点はこの辺りでしょうか。この意見を参考にしても良いし、参考にしなくても良い。それは個人の自由です。ただ、此処まで見て下さった時点で参考にして貰っているな、と淡い希望は抱いております()

私としては、カードゲームの馴れ初めであり4年間付き合い続けて来た「東方VISION」の新規ユーザーが増える事は感謝の一言ですし、私が4年間もやって来られたと言う唯一つの事実が面白さを裏付けていると思います。

是非とも、この機会に新しく始めて見ては如何でしょうか?
先ずは感覚だけでも掴みたい、と言う方には入門用デッキ(PDF)が用意されているので、気軽に遊んでみて下さい。



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それでは、今回はこの辺りで。
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