実際に見学して通うことを決めた園ですが、ここの学園に通うにあたり必要書類が何枚かありました。
その中でも我が家にとって重要だったのは“医師の診断書”です。
たぁ坊の担当医はあまり診断名にこだわらない先生で、その時点ではたぁ坊は何も診断名がついていませんでした。(必要があれば診断書は書くよ、というスタンスです
)
園に通う為に診断書が必要になったので、こちらから担当医の先生にお願いして診断名をつけていただくことになりました。
その時の気持ちとしては、診断名がつく不安、悲しみというよりもこの園に通う為に必要なことはやろう
という気持ちでした。目標とする行き場が見付かった私はそれだけ嬉しかったんだと思います。
そして、診断名は『精神発達遅滞及び自閉傾向』でした。
発達が遅れていることは十分に理解していました。だけど、たぁ坊は母ちゃん大好きだし、慣れてる人には沢山の笑顔を見せます
視線もよく合います
かつて夜な夜な調べた、自閉症のお子さんを育てている方のブログにあった“泣かない子”“お母さんがいなくても平気”“視線が合わない”“モノを一例に並べる”などの特長には当てはまらないたぁ坊だったので、自閉という診断がおりた事は少し意外でした。(←でも、ここから次第に自閉の傾向が出始めてます。最近の様子はまた追々
)
診断書を頂いてから、事務的な手続きをして、ようやく母子通園で通えることになりました
通いだした頃は、最初こそ泣いたりするものの、暫くすれば泣き止んで、朝の会の歌や先生の手遊び歌を見ることが出来ました。
先生も、ゆっくりと言葉を発して、同時にマカトンサインと言う簡単な手話のようなジェスチャーを手で作って見せてくれるので、視覚的にも興味が持ちやすかったのかもしれません
そして、園の方針はとにかく子供に無理強いをさせない、ということです。無理に何かをやらせてそれがトラウマになってしまうといけないので、出来るだけ本人の気持ちに寄り添い受け止めてくれます。なので、最初のうちは朝の会で椅子に全然座っていられなかったたぁ坊にも『お母さんのお膝の上で見てていいよ~
』と言ってくれていました。
次第にお気に入りの歌の間だけは椅子に座らせて見せたりして、少しずつステップアップ出来るように促してくれました。結果、今では朝の会が終わるまできちんと椅子に座って見ていられるようになりました
このように、子供に無理のないように、でも少しずつ出来ることを増やしていこうと色々指導してくださる園の先生方には日々感謝の気持ちで一杯です。
勿論、親として毎日自宅でも色々教えてやらせたり、療育に頑張って通うことはしています。(今年の6月から園以外にもう1ヵ所、発達支援事業所へ療育に通い出しました
)
だけど、子供の性格を理解して同じ目標に向かって歩いてくれる先生の存在はとても大きい
今までいわゆる、“育てにくい、手の掛かる子”の子育てをしてきた私にとって、話を聞いて大変さを理解してもらえる先生の存在はとても大きかったです


