中学その2 | 三日忘湯

三日忘湯

一週間に十日恋Ⅱ
なんとなくグルメ系をメインとするC級日記

小学校までは給食で。中学からは牛乳(テトラパック、といっても今はもう知らないだろう)が出て、お弁当は家から持ってくるかパンを昼休みに購買で買うか予約しておく、という形式で今とはおそらく違うと思う。



で、母が作った弁当を毎日もっていったのだが昔の弁当箱というか母親が弁当を持ち歩く仕事をしたことが無いからなのか、かばんに入れて持って歩く間に「おかず」の汁がもれて教科書がべとべとに。



気にしないでそのまま使っていたが、

ある日、「鶏そぼろ、卵のそぼろ?あとなんだっけ」その3色丼みたいな弁当を持っていった数日後、また同じメニューで、結構好きだったのでワクワクして昼休みを待っていた。



隣の席の、陸上部の、な○◇△○△さん(仮名)が「今日これこれ!」と見せてくるのが、私の母親の自慢メニュー

「鶏のそぼろと卵のそぼろとあと本当に忘れた」3色丼。



彼女がどういうつもりでそのお弁当を持ってきたのかいまだに理解できないが、理由も無くすっごく恥ずかしくなり弁当の蓋が開かなかった。

実際に冷めてしまって中の空気がどうのこうのであけにくいことは良くあり、そのせいにしてその日は弁当の蓋をあけない、



つまり昼飯抜きだった。



「おそろいのお弁当」

これは、純粋無垢(かどうかは知らないが思春期って事で)の中学生にとっては、恥ずかしいというか動揺する。した。



だって「おそろいのお弁当」だよ。なんか恥ずかしくない?いや誰も気にしないって。



そんな事がありつつの中学1年(7組)の後、おそろい弁当を持ってきたNさんは転校していった。




ような気がする。