自宅に帰ったら、
出かけてた母親が帰宅してて、
母親はごはんを食べてた。
晩ごはんは、いつもと変わらない。
お父さんが好きな
太刀魚の焼き魚があったけど
なんか食べる気しなくて
私は昨日、自分で作ったごはんの
残りをあっためて一人で食べた。

今日は自分を大事にしよう
って決めたから、
寂しさもちゃんと感じようって
思った。

母親はリビングでテレビ見てて
私は別の部屋でごはんを食べる。
「誕生日おめでとう」
そんな言葉はかけられず
私はごはんを食べ終わり
食器を洗う。

母親からの
「おめでとう」はない。

いい年だから、仕方ないかな…
けど、さみしい。
私が産まれた日は
お母さんにとって
いつもと変わりない日だったのかな。
私はお母さんにとって
たいしたことない存在なのかな。
やっぱり、さみしい。
食器を洗い終わって
ふと、心の声が聞こえた
「私の誕生日を
おめでとうって言ってくれる所へ
行きたい。
もう、ここにはいたくない」

自分の部屋に入ったら
涙が止まらなかった。
そしたら、また、心の声が聞こえた。
「もう、終わらせれば?」
何を言えば、
終わらせれるのか
なんとなくわかった。
私は泣きながら、言った。
「お母さん、私を産んでくれて
ありがとう」

泣きながら、
三回この言葉を言ってみたら、
不思議と涙がピタッと止まった。

本当は結婚式とか
お嫁に行く前日に
言いたかった言葉だったけど
もう、いいや。
仕方ない。
それに、そんなこだわりに
しがみついて苦しいのは
もう終わりたい。
終わりにしたい。
楽な方へ行きたい。


今日、無印良品で
ずっと欲しかった
春に着たかった
ボーダーのカットソーと
ロングカーディガン。
まるで新しい所へ行くために
買ったみたい。

無印になった私。
ぴったりじゃん。


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そういえば
今日、コウノドリの1巻も買ってた。
2巻は悩んだけど、
何となく買わなかった。
2巻を買ったら、全巻揃うのに。
何だか、不思議。

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