こんにちは。
呂彪(ながとら)です。
今日は、先日登った苗場山のことを書きます。
苗場山のルートはいくつかあるようですが、
私たち夫婦は下赤沢ルートで登りました。
駐車場とトイレがあるのがいいです。
さて、そんなこんなで、三合目に駐車し、靴を履きかえ、帽子をかぶりGo!
下赤沢ルートは、三合目から容赦なかったです(苦笑)。
木の根が階段のようになっているヶ所が多いのですが、
ぬかるみも段差も大きく……
四合目までが遠く感じました。
ところが、です。
更に長く感じたのは、四合目から五合目です。
切り株のような道が増えたのですが、相変わらずのぬかるみ……。
そして、岩場の登場(苦笑)。
「靴を汚さないように~」
と衣服に気をつけていた私たちでしたが、私はついに軍手を着用。
「え……まだ四合目だよね?」
と、言いたくなるほどでした(苦笑)。
しかし、苗場山の厳しさはまだまだでした。
五合目から六合目で鎖付きの岩場が出現。
鎖やロープのヶ所があるのは、事前のルート確認で知っていたけど……
「マジですか」。
「まだ六合目……だよね」
と、言いたくなりました。
ええ、急斜面でした。
……ボルダリングはしたいけど、ロッククライミングはご遠慮したいんですが、私(震え声)。←
なんとか登りきって、一言。
「下山できる気がしない」(震)
……登ってきた景色を「きれい♪」とは見られなかったです。←
※登山ルートと下山ルートは同じです。
五合目から六合目はわりと近かった気がします。
でも、息が上がる上がる(失笑)。
本人の意思とは無関係に呼吸が乱れまくりました。
標高は空気が薄いと感じるほどではないのですが……
それだけハードだと体が訴えたのでしょう。
配偶者と休み休みの登りでした。
……さすが、虚弱の私(爆)。
六合目から七合目で事件が起きました。
下山してきた二人組のうちの一人が滑落しました!
目の前での出来事に、私はびっくり。
残された一人が、滑落した方の腕を掴んでいました。
私の前を歩いていた配偶者も駆け付け、腕を引っ張ります。
でも、まだ引っ張りあげられず。
私も追いついたので、急いで腕を伸ばしました。
私が肘を曲げて引っ張ると、なんとか救出できました!
「ありがとう」
と言って頂きましたが、
いやいや無事に助けられてよかったです。
山では助け合いなので、当たり前のこと。
あの間、私たち夫婦以外は通らなかったので、タイミングが合ってよかったなと思いました。
無事に下山したことを願います。
さて、山での恐怖を初めて目の当たりにして、
もっと慎重に行こうと思った六合目。
鎖とロープのヶ所がチラホラあり、細い道も多く、危険なヶ所が多かったと思います。
無事に登って、無事に下山したい……と願いながら頂上を目指し、
キツイ岩場で七合目を迎え、そのまま八合目に向けて突入。
八合目までは、もう岩場の連続でした。
衣服に気を遣っている場合ではなくなり、もう……
「命を守るためには、衣服がいくら汚れても仕方ない」
と、思うほどの険しさでした。
無事であってこその楽しい登山ですからね。
八合目から九合目までは、きついところはあっても危険度は減った気がしました。
もちろん、気を緩めるのは命取りだと思いましたが、
鎖やロープのヶ所がなので、滑らないように気をつければいいかな……と。
九合目に着けば、道が開け歩きやすいと事前の調べで知っていたので、
それを励みに登りました。
そして、ついに九合目。
※以下はちょっと落ち着いてから撮った写真です。
こんな風景が広がっていました。
霧が出ていて、幻想的でした。
あの世とこの世を繋ぐ道……みたいな、ちょっと現実離れした風景でした。
湿地帯なので、舗装されているところを歩きます。
これまた、非日常の風景です。
見渡すと、こんな景色が一面に……。

ちなみに、ところどころが二本の道になっているのは、
下山の人とすれ違えるように……だと思います。
とはいえ、木が腐り落ちているところもチラホラあったのですが。
さて、ここはまだ九合目。
こんな景色の中を歩き、また岩場を通り抜け、やっと頂上につきます。
頂上の前には山小屋もあり、そこで飲み物の調達やトイレも利用できます。
(飲み物は350円、トイレは100円です)
山頂にあるのはありがたいですね。
一休みと昼食を終え、山頂の標識を見に行きました。
こちらです。
いやぁ、これも「登ったぞ」というご褒美のひとつですね!
では、山頂から下山です。
下山は登りの過酷さを知っているからこそ、ある程度の心構えがありました。
「無事に登ったからこそ、無事に下山する!」
を胸に下山しました。
「そろそろ鎖やロープが……」
と思うと、その前で休みをとり立ち向かいました。
下りは登りのときのような高さの恐怖はなかったです。
ただ、私は膝にきてしまうので……下山はそれが一番怖かったです。
少し休めば足も言うことを聞くようになるので、
時間と体力と相談しつつ、安全第一で下山しました。
時間は予定よりも遅れましたが、
山頂で予想したくらいの時間に無事に下山できました。
もともと時間があまるくらいで時間設定をしていたので、
それがよかったようです。
登ってみて、苗場山は富士山に近いくらい体力消費しました!
険しさは富士山よりもあったかも……と思っています。
リフトで登れるコースもあるようなので、気軽に登りたいならリフトコースもありだなと思いました。








