きのう、TBC東北放送『サンドのぼんやり~ぬTV』のロケで南三陸町歌津地区へ行ってきました。

震災では、甚大な被害を受けた地域です。

仮設店舗で成り立つ、伊里前復幸商店街のみなさんとお会いして、色々と企画をしたり楽しい収録になりました。

今まで、沿岸地域の仮設商店街には何ヵ所もお伺いしてきましたが、ここ歌津・伊里前復幸商店街の団結力とチームワークは一番かも知れないです。

例えば、店舗経営している誰かが体調を崩しお店を休まなければならなくなった時、他の店舗の家族や仲間がそのお店を開けて店番をするんです。

で、翌日の朝にはちゃんと売上金を持ってきてくれる。
それが当たり前の様に普段から行われている、家族の様な商店街です。

そして、商店街のみんながスゴく元気で笑いに満ち溢れた素晴らしい商店街でした。

南三陸が全国へ誇る美味しい海の幸や地酒、そして何より歌津の方々の素敵な人柄が味わえます。

天然のホヤ、身が分厚いホタテ、旬の芽かぶ…とっても美味しい名産が沢山あります。

熊本県から地図を片手に地形を調査に来てくれた方や、宮崎県から寄付金を持って東北の沿岸を回って下さっているご夫婦、茨城県から3年を過ぎた東北沿岸の現状を見に来て下さったご夫婦…今も全国から沢山の方々が来て下さっています。
もっともっと見に来て欲しいですね。

旨いもん食べて、地元の方と話して、魚介類やお酒を買って。それが一番の支援です。


震災当時、仙台市の超一流ホテルのシェフをやっていた方が、震災後、大きく被災してしまった生まれ育った地元に恩返しをしようと、家族皆で歌津に中華屋さんをオープン。
 
『飛上』という中華屋さん。
敢えて、造りや価格設定を庶民的なラーメン屋さんにして地元の方々が気軽に食べに来られる様にした。
しかし、味はホテルで鍛えた一流の味!
ラーメンもチャーハンも天津飯もめちゃくちゃ美味しかった(^ー^)

また必ず食べに行きたい。

写真はポスト。

ずっと、南三陸町歌津にあったこのポスト。
大津波に流され海へ。

その後、何と、沖縄県西表島の海岸に流れ着いてあるのが発見されたんです。

色んな海流に乗って、辿り着いたのが西表島。

西表島から、歌津へ返還されたポスト。
伊里前復幸商店街にある観光協会でで展示されています。


『南三陸平成の森』という大きなスポーツ総合施設があり、プロ野球も試合をする立派な野球場や、綺麗な芝生のサッカー場があります。
そのサッカー場に、震災後は仮設住宅が約250戸建っています。

サッカー大会も出来ない状態が続いています。

早く、住宅を高台へ移設してサッカー場が復活出来ればいいのになぁと思います。
しかし、どうやら順調にいっても7年後だという話を聞きました。

まだまだ、時間と労力は掛かりそうです。