「月上重火」へのアクセス数が相変わらず高いのですが……
ってことで「月上重火」も24集まできまして折り返しです。
豆瓣での評価は割れてますな……ウン、すごく良く分かる。
これを武侠物として見ると確かに肩透かしをくらいますが、古装劇の体を成すただの恋愛物としてみるとしっくりきます。
24集の中で何を描いていたかというと、背景が異なる者同士、そこに秘匿としていることも含めて相手を信じられるか、愛することが出来るかっていうことだけ。
互いのアップを交互に映し続け、同じようなセリフを吐き続け、エンドレスで流れるエモーショナル(爆)な挿入歌。
いやーー正直この主角の2人のファン以外は飽きるでしょ(苦笑)
一応、裏では江湖の各派閥が雪芝をどうにか破滅させようと動いてはいるんだけど、ことごとく上官透に阻止されているので。
そう、上官透はただ、ただ、雪芝に現を抜かしているわけではないのよ、ちゃんとやることやって働いてはいるんだけど。
そこに割く時間と、二人が見つめ合う時間の割合が良くないのよね。
前にも書きましたけど、プロットが少女漫画なんだよなーー。
ツンデレなくせに彼女が窮地に陥ると颯爽と現れては片付けて、余分な事は言わずに去っていく…しかも眉目秀麗な王子…これ惚れないわけないじゃん。
しかも彼女は実際の年齢よりも精神的には少女なわけだから…なのでどうでもいい誤解をずっと根に持って騙した、騙したと嘆き続けてるのよね…(正直、上官透の話聞いてやれよ!)
「こじらせ女とツンデレ王子」って副題でもいいな(苦笑)
確かに古装劇ってツンデレやヤンデレが現代劇よりも多数派を成すけれどもさ。
後半、武侠劇ならではの外連味が欲しいなーーと思っとりますが、このまま恋愛劇として終始するような気がしてます。
羅雲熙ふぁんし~な方へは超おススメですが、もっと物語性が欲しい方は正直飽きると思う。
(自分も若干飽きてたりする、羅雲熙ふぁんし~ですが)


