初めて台湾に行く人を案内する時、どこに行きたいのか訊くと、大抵「ほら、あの千と千尋の…」という答えが返って来ます。
もう大概ベタな部類に入ると思う九份ですが(私は今もたまに行く)、まだまだ初台湾の人々からの視線は熱いのです。
だってあの風景はやっぱり観たいじゃないですか!

はいはい、行きましょ行きましょ、と返事して楽しく九份に向かうのですが、その日は何曜日ですか?お天気は?台湾(もしくは日本)の連休だったりしませんか?

九份への行き方などを書いた記事はこちら

ノスタルジックなこの風景に会いたくて。

 九份に向かう時はとにかく混んでなさそうで、雨ではない日に行く事にしています。
滞在中全て雨ならその旅行では諦めるぐらい。
そして、週末や連休の日も避けます。
曇りならとりあえず出かけますが、元々台北以上に雨が多いと言われている九份です。
到着したら小雨がぱらつき、どんよりしているのはよくある事。

さて、なぜここまで人の多さと天気にこだわるのでしょうか?
答えは簡単。危ないからです。そして見たい景色が見られないから。 

あの九份の有名な石段は、段差がばらばらなので足元が悪く、おまけに暗くて足元が見えない場所もあります。
道幅も狭いため、こんなに混んでるのに(怒)急に写真を撮るために立ち止まる人がいたりして(必ずいる)、とても怖いのです。
雨の日ならどうでしょう?
足元は滑りそうだし、みんなが傘を差したら、さらにぎゅうぎゅう詰めになる事間違いなしです。
そして傘を持たねばならない分、手も塞がってより怖い…。
せっかくの周りの風景も雨や霧で全く見えません。
これじゃあ、頑張って台北から慣れない台鐡(でもバスでも。タクシーも片道1000元も払ったのに!)に乗って来たのに何をしに来た事かわかりません。

↑この時に土曜日の九份に出かけて「2度と混んでる日には行かない!」と決意しました…。
よろしければその1からどうぞ!

私は九份に何を求めて行くかと言うと、夕景から夜景へと移り変わる海の風景を観ながら、ゆっくりと茶藝館で美味しくていい香りのお茶を楽しみながら過ごす事なのです。
そしてすっかり夜になったら、赤い提灯に灯りがついた「あの」ノスタルジックな風景を見たい。

だから混んでてゆっくり出来ないのも、天気が悪くて綺麗な風景が観られないのは残念過ぎる。
それなら、いっそ九份は諦めて美味しいものを食べに行ったり、ゆっくりとマッサージをしてもらったりして過ごしたい。
そっちの方が気分的にも満足感があるし、身体も無駄に疲れません。

この夕陽が観たくて九份へ。

今回何を言いたいのかと言うと、

無理をするなという事と、スケジュールは常に臨機応変に、という事です。

何事もベストなタイミングがあるのです。
もし、その時の旅行中に行きたい場所に行くにはちょっと…と思うような荒天時は、思い切って別の事をしてみるチャンスかも知れません。

九份(もしくは別の行きたい場所)には、また台湾を訪れる時に行けばいいのです。
台湾は近い。LCCの存在もその距離をぐっと縮めてくれたと思いませんか?
そんなに近い場所に、この楽しい事がたくさん詰まった美麗島はあるのです。
それってとても幸せな事だと、私は思います。