今日は、健太の一周忌です。
一年前の今日、健太は旅立ちました。
あの日は、土曜日。よく晴れてました。今日と違って…

朝からバタバタして、10時半には、お坊さんが来られて…
一時間ちょっと、お経とお話…
ずっと、健太を思いだしてました。

朝、次女が、「病気の間の五年半より、亡くなってからの一年の方が長かった…」と、話したとき、ほんとにそうだと思いました。そして、娘が自分の思っていることを、口に出せたことに、ほっとしました。二人の娘は、弟を亡くして、悲しみを表に出せずにいたから、とても心配だったんです。
私ばかりが、カウンセリングに行ったり、病院通ったり…
つらいのは、娘たちも同じなのに…

主人も、不器用で表に出せないでいました。健太が病気のときは、現実逃避して、私たちの協力もしてくれず、ほんとに離婚を考えました…
亡くなってすぐも、早く別れないと…の気持ちが強く、話もろくにしてなかった。
少しずつ変わってくれたのは、私が体調崩してからでした。
こないだ、仏壇の前で、涙ぐんでるところを見て、「この人も、苦しんだんだろうな。」って、思えてきました。

18歳の健太を亡くした、私達家族は、悲しみと寂しさ、苦しみとつらさの中で、この一年を過ごしてきました。
いつも、健太の元気な姿を思い出しながら、もがきながら、なんとか歩んできた気がします。

いつかは会える…そう信じて…

健太が6年生のときに、書いてくれたメッセージカードに、「この家族に生まれてきてよかった。」と、書いてありました。

私も、健太にありがとうと、メッセージを送りたいです。

あんなに明るくて優しい子が、うちの子でいてくれることに、感謝です。

とてもがんばり屋で、強い子でした。

感謝の気持ちを忘れずに、一周忌も終えて、ほんとによかったです。

これからも、頑張るから。
お空で見ててね、健太。