オセロ世界選手権。兄妹のチャレンジと日本チームの快挙! | N.Y.在住インタビュア&ライターなまずみきの「言葉を力に」

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インタビュアー&ライターなまずみきによる
プライベート(遊び)レポート「みきてぃは見た!」シリーズです。
 
今回「見た!」のは、第43回オセロ世界選手権(2019)。
 

◼️日本はオセロの層が厚く、子どものレベルも高い!

 
オセロについては昨年、教育サイト「リセマム 」にて、いくつか記事を書き、「そんなのあるんだ」と多少は認知していただきました。(ブログ末尾に記事リンクあり)
 
日本から世界選手権に出場する「こども枠」は一人だけ。日本各地の小学生がその枠を競うのが「小学生グランプリ」です。
 
オセロは日本生まれのゲーム。
世界のどこよりも選手の層が厚く、子どもとはいえ、トップの実力は相当なものです。
昨年、私みきてぃの息子(当時9)も「小学生グランプリ」に参加し、日本の小学生1500名中24位の成績でした。
 
度々「オセロはシンプルだよね。そんなに奥が深いの?」と聞かれますが、オセロって、すごーく奥が深く、一般的には知られていませんが、定石には名前もついていたりします。
 
決して運で勝てるものではなく、その証拠に、上位選手は常に上位。明らかに実力の世界なのです。
 

◼️ラッキーな兄妹、アメリカ代表として世界選手権へ。

というわけで、当然ながら、日本ではトップとは大きな実力差がある息子(10)と、昨年は幼稚園生で出場権すらなかった娘(7)ですが、その後、たまたまニューヨークへ移住。
 
まだまだオセロ人口が少ないアメリカで世界選手権出場をかけた予選(ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴで開催)を通過し、なんとアメリカ代表としてオセロ世界選手権に出場することに!
 
層の薄さがラッキーだっただけで、日本の選手に申し訳ない気もしますが、息子は、アメリカ大会では、大人を含めたメンバーの中で3位、娘は子ども枠で1位だったのです。
(アメリカ代表になるには、半年以上居住していること、という条件もクリア)。
 
運がいいのは、遺伝かもしれません(笑)
 

◼️2019年世界選手権は、急遽、東京開催へ!

各国の代表が集まるオセロ世界選手権は、毎年、世界各地に会場を移して開催されます。
 
実は2019年は、香港での開催が予定されていたのですが、みなさまご存知の通り、逃亡犯条例改正案をめぐるデモの暴動がおさまらず、直前に東京開催に変更!!
 
日本オセロ連盟のみなさまのご尽力で、3週間という短い準備期間で、東京で無事に開催されました。
 
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こちらが日本オセロ連盟・前畑理事(うさぎの服ではなく、後ろの男性の方です)。
 
その他、多くの連盟関係者が準備から当日まで、大変な思いで実現を果たしてくださいました。
 

◼️オセロ世界選手権・初日!

では、選手権の様子を初日から。
 
まずは受付です。ここで、参加賞のタオルをいただき、とりあえず喜ぶ兄妹。
 
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息子の憧れ、オセロ会では知らない人がいない高橋選手。コミュニケーション能力が高く、テレビなどにも度々出演し、芸能人などをコテンパにしています。
 
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サンフランシスコ大会で一緒だった方々とも再会。前列右のケビンには、サンフランシスコで息子が勝利しています。
 
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お食事をいただきながら、初戦の組み合わせを決めます。
 
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日本らしく、クジはツル。ツルがクジ。
 
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こちらは歴代の上位入賞者。
先にクジをひきます。
 
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クジ引きを待つ間、不安げなアメリカ代表の兄妹。
 
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で、息子は見事、初戦から世界チャンピオン記録を持つタイの強者、ピヤナット選手と当たることが決定。周りのみんなから「Good Luck!!」と笑ってもらう。笑うしかない、ということです。
 
オセロの強豪校・麻布学園のオセロ部を指導する村上九段。
 
 
普段は遠い存在の日本代表チームの方々と接することができて喜ぶ兄妹。日本チームは団結力もダントツ。
 
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こんな感じで、交流と初戦の組み合わせ決定のみで、初日は終了。
 

◼️いよいよ、2日目より試合開始。

 
2日目は7試合。
3日目は6試合。
 
 
ただただ、ひたすら試合が行われます。対戦にユースの部があるわけではなく、大人も子どもも年齢関係なく、実力だけで組み合わされていきます。
 
もちろん、初戦のタイのピヤット選手には大敗した息子ですが、それでも11石取れたのはよかったのではないかと思う私。息子いわく「やっぱりつよか。オセロは運では絶対勝てないゲームだと改めてわかった」そう。
 
娘も、体積5倍以上ありそうなおじ様を前に、真剣に試合をしていましたよ。子どもによっては、全部石を取られて号泣する子も。(オセロは勝ち負けだけでなく、取った総石数が順位に影響するため、強者は弱者を相手にしても、決して手を抜かず、一枚でも多く、いえ、全部奪い取る気迫で迫ってきます)
 
徐々にレベルが近い対戦に移行していくので、最後の方は弱いちびっこ同士の対戦が多くなり、それはそれで、平和でかわいい。
 
選手はランチも基本的に会場内で。ほぼ、1日会場から出ることなく、ひたすら試合を続ける集中力と体力はすごいですね。
(兄妹は2日目のランチタイムには会場を抜け出し、外の食事を楽しんできましたが)
 
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メディアも入っていて、英語で質問を受ける兄妹。ちゃんとYesだけで成立する質問を用意してくれているのですが、それにしても、緊張でガチガチで、判で押したようにYesしか答えないシャイな二人。
 
アメリカ代表とはいえ、やはり典型的な日本人(笑)。
 
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3日目は、上位者の対決のみです。
 
総合結果ですが、息子は5勝7敗1引き分け。
 ユース選手だけを取り上げれば、5位(4位までトロフィーあり)だったし、本人的には満足。
何より「負けても楽しい」と言い続けていたので、楽しい経験になったようです。
 
最年少だった娘は1日目は全敗。二日目は2勝。負けても「いやだ」とグズったりすることなく、ニコニコと最後まで戦い続けたのは、えらい。
 
 
もっと関心したのは、1日目の夜、息子と娘がシャワーを浴びながらの会話。
息子が「あのね、世界選手権は出れただけですごいんだから、負けても泣かなくてもいいんだよ」と娘に話していたこと。
 
実はこの「出れるだけでラッキーなんだから」は、私が何度も子ども達に言っていたことです。でも、いざ本番になると、負け続ける娘に一度くらい勝たせてあげたくて、途中で「なんであんな手を打ったの?」的なことを言ってしまい、負けてもがんばって笑顔を保っていた娘の涙のスイッチを押してしまったのです。
その夜の息子のフォロー。
 
今回の大会を通して、子ども達のたくましさと、兄妹愛を確認した私です。
 

◼️最終日・表彰式(Victory Dinner)

そして、最終日夕方から表彰式。
 
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チーム優勝は、誰もが予想した通り、日本チーム。アメリカ代表ではありますが、心は日本にいる私たち、やはり嬉しい!!
 
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個人の上位入賞者。
 
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1位は高橋選手。
 
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2位は高梨選手。
 
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3位は佐谷選手。
 
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以上、みなさん爽やかでかっこいいのはタダの偶然!?(ですね)
 
こちらは息子の初戦相手、タイのピヤナット選手。
 
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中国のヤンソング選手。久しぶりに中国語を話した私。得た情報はヤン選手が北京出身だということぐらいですが(笑)。
 
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ユース選手はこれだけいたのですが、
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この中の成績上位4位まではトロフィーあり。息子は5位でした・・。
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世界選手権の初参加者には、オセロボードが贈られます。これで我が家に4台に(笑)。
 
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解説を務めたのは、大森六段と三屋七段。
 
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実は、三屋七段は、娘が人生で最初に対戦した方なのです(当時5歳。東京にて)。
 
私がレベルも知らずに申し込んだ大会(間口は広く、表向きはレベルを問わず申し込みできた)で、「え、七段??」と。
でも、その大会で、オセロ教室を開催している中島八段夫妻に声をかけていただき、オセロ教室に入会したことが、その後もオセロを続けるきっかけになったのです。三屋七段に名前を覚えてもらっていて、感動する兄妹。
 
こちらは谷田さん(あの谷田機長)です。

昨年の世界オセロ選手権(プラハ)で、大人を含むトップに輝いた11歳の福地啓介君。なんと、福地君が帰路に搭乗したANAの機長が、1982年に15歳で世界選手権を制した谷田邦彦さんだったのです。谷田さんが、機内放送にて、自分の最年少記録を破ったばかりの福地君を「おめでとうございます」と称えたことは、ニュースになりました。

 
 
以上、「みきてぃは見た!」でした。東京でお世話になった皆様、ありがとうございました。
 
*写真掲載はご承諾はいただいております。ブログ記事についても、オセロ連盟のスタッフの方から「オセロの認知につながるので歓迎」と言っていただいております。
 

◼️昨年書いたオセロ記事はこちら。

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インタビュアー&ライターなまずみきでした。

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