大変なんです!
自分が弱点だと思い込んでいたこと、
=自信のなさの根拠としていたこと
=弱い気持ちのより所としていたこと
を、ゴミ箱に投げ込まれました。
それは、私が長年抱えていた
「私は自分の人生を
自分で選んでいない」
という劣弱意識=自信のなさ。
仮説ですが、始まりはここから。
うちには兄が二人いて、
いつも意見が対立していたんです。
「外食しよう」と父が言うと、
一人は「焼肉」
もう一人は「すし」。
「じゃあ美紀の意見を聞いてみよう」
となって、私の答えをみんなが待つ。
私は決定権を自分が持つのが怖くて
常に「その場を平和におさめる
ための答え」を選ぶ癖がありました。
幼児期の記憶からそうでした。
議論が口論に思えて怖い。
自分の意見はどうでもいいから、
その場を穏便にすませたい。
さらには、父が
優柔不断の私に代わって
すべて決めてくれるように
なりました。
たとえば、
クラスの何係(生き物係とか)
になるか、なども。
父の口癖は、
「候補を三つ挙げてごらん」。
あとは、父がその中から
「これがおもしろそうじゃないか」
って決めてくれる。
多分、3人の子供の中で
私だけが父に相談して素直に
意見を取り入れるので、
父もそれが嬉しかったのかも。
学校選びもそう。
なんと、大学生になってからも、
「魅力的な飲み会が重なったー」
というときに、父に
「〇〇の集まりと、〇〇の集まりでさ」
と意見を求めていたほど。
(本当にしたいことは、ウソを
ついてでも、してたけど)
洋服選びで試着を重ねて
迷っていたら
「ぐだぐだしてると店員さんに
悪いから両方買いなさい」。
短期留学の国選びに迷ったら、
「夏休みは長いから
両方行けば?」
など、選択する必要がないと
言われることも多く。
そのせいか、
もともとの優柔不断気質のせいか、
何も選ぶことができなくなり、
「誰と付き合うか」すら、
私が好きな人ではなく、
私を最も好きな人から選ぶのが
最善だと錯覚していたほど。
ある日、
「私は自分で何も選んでいない」
と気づいて、号泣したんです。
それも20代で(笑)。
ずっと自分に自信がないのは
そのせいだということにしていました。
それでも、
結婚後は、親元を離れて、
私、かなり変化しましたよ!
結婚前は、豪華客船に乗って、
自分が海の上なのか、
陸の上なのかも知らないまま、
何の揺れも感じることなく、
目的地に流されていたのだとしたら。
結婚して実家を出てから、
いかだに乗り換えた、
という実感があるぐらい、
私は自分のやりたいことをしています。
自分で生きている感覚があって
毎日、すごく楽しいんです。
それでも、
先日ふと思うことがあって、
フェイスブックに
「そっかあ。
私には、いまだに
人生を自分で選んでる感と
覚悟が足りないんだ」
って投稿したんです。
そしたら、数人の友達から、
逆に驚かれ、
「 自覚してないだけで、
ちゃんと自分で選んでる!」
「すごく取捨選択してきてると思う」
と言われ、私が驚いたのです。
以前は、友達にも、
「美紀ちゃん、自分で選んでない」
とはっきり言われていた私。
ほかにも、
「その場その場で倦まずにキチンと生きてくことも、
静かな覚悟なんじゃないかな」
「これから選べばいいじゃない?」
「別にそれでもいいんじゃない?」
など、気が楽になるコメントもいただいたし、
「安心して委ねることができる人が
周りにいるって、とても素敵なことだと私は思います」
というコメントには、そっかー、って。
私は恵まれていた。だったら、
あえてそれをコンプレックスに
つなげる必要はないかもね、って。
好きを仕事にする大人塾のかさこさんにも、
「ナマズほど人生を
自分で選んでるやつはいない」
と言われ、さらには
「ナマズは優秀で完璧にできてるので、
悩んだふりしているとイヤミかって思われるかも」
という忠告も。
そうなの!?
現に私はその頃、
かさこさんにある決断を任せて眠り、
朝起きたら、かさこさんが結論を
出してくれていた、ということを
してしまっていたし。
(だってその方が間違えが
ないと思ってる)
でも、とにかく、
多数決で、私は負けた!!
誰も、私の「人生を選んでいない」説に
賛同してくれない。
(こういうのは、自分の思い込みより、
周りの人の方が正しい、と思うのが私。
自分がそれで悩むべきかどうかも、
人に決めてもらえばいい・笑)
結論!
今の私は自分で人生を選んでいる。
人生を選んでいないなんて、
もう過去の話なんだ!
もう「人生を自分で選んでいない」
というのを自信がない理由にするのは
やめようと決めました。
もちろん、20代までの人生を悔やむ
気持ちがないわけではないけれど、
もう今の私はココにいるので仕方がない。
人は変わるんですね。
しかも、変わったことに、気づかず、
すでに過去になっている弱点を、
未だに弱点だと思っていたりする。
コンプレックスも断捨離が
必要だったとは。
むしろ今の私が心配すべきは、
自分の好き勝手に選びすぎて
”わがまま”かもよ、
という、そっちですね。
お騒がせしました。
いかだを漕ぎつつわが道を
進んでおります
インタビュアー&ライター
鯰美紀でした。
HP: namazumiki.com
(撮影:かさこさん)
【かさこ塾フェスタ東京(入場無料)】
日時:2017/4/16(日)10時〜18時
場所:東京文具共和会館
(東京都台東区柳橋1-2-10)
鯰美紀は、下記の3つに登場。
■インタビュー
①13:45~14:15 かさこ塾塾長かさこさん
「教えてかさこさん!好きを仕事にするってどういうこと?」
②16:05~16:35 雨野千晴さん(うっかりカウンセラー」
「うっかりでも、ちゃっかり生きる秘訣」
■座談会
③11:25~11:55
「好きを仕事にしている人の座談会
〜好きを仕事にする方法」
過去のナマズ×かさこインタビューより。
2015かさこ塾祭り
2017年かさこ塾フェスタ福岡
2017年かさこ塾フェスタ名古屋
