暴走老人 |           大高未貴の世界見聞録

          大高未貴の世界見聞録

                       ジャーナリスト・大高未貴 (おおたか・みき)のブログ

70歳のじいさんが、30歳と偽り詐欺行為を行っていたとニュースになっている。笑い話ではなく、高齢者犯罪が増えている。ストーカー、万引き詐欺とか、ちょっとした気の緩みで人生の晩節をけがしてしまうのは実に気の毒だ。70歳以上というのは人生の集大成の時期でもあり、心を鎮め、内なる自分の心に意識を集中させれば、相手が嫌がるようなことは因果応報百害あって一利なしということもわかるはずだ。にもかかわらず愚行に走ってしまうのは、孤独感と幼児への先祖帰りか?いずれにせよ専門家のカウンセリングなどを受けて、はやく本来の人生の軌道に戻れるよう願うばかりだ。知人の脳神経研究家の女性は「高齢になればなるほど脳のストッパーが劣化し、暴走老人と、そうでなく成熟した人格者になる方と二極化する」と教えてくれた。

 『天縄文 皇の時代』は、個人の絶対的”自立”が基本となる。この自立を邪魔する者は、想定外のアクシデントに見舞われ時には命さえおとすこともあるという。何にも依存しない、依存させない関係が皇の時代の基本となる。先日執行された麻原の死刑は、時代に切り替わりで、宗教への絶対的依存に終止符が打たれたことを示すものだと思う。内在神に意識を傾けてみよう、、、。そこには未知なる世界が広がっている。

 

<ストーカー治療>元加害男性、通院で自覚「二度としない」

5/21(月) 7:35配信 毎日新聞

 「最後は日課になっていた。自分の感情を抑えられず、朝起きたら彼女のアパートに車で向かっていた」。ストーカー規制法違反で有罪判決を受け、精神科に通う九州在住の50代の会社員男性が毎日新聞の取材に応じ、仕事先で知り合った30代女性へのつきまとい行為がエスカレートしていった心境を語った。

 

 数年前に知り合った女性に好意を抱き、気付くと女性が住むアパートを見に行くようになった。「大切にしたい、守ってあげたいという思いだった。アパートに彼女がいるのが分かれば安心感を得られた」。自身の行為がストーカーだという認識はなく、警察からストーカー規制法に基づき警告を受けてもやめられなかった。

 

 逮捕されて2カ月ほど勾留され、保釈前に刑事から医療機関への受診を勧められた。留置場で過ごす間に「自分は人がしないことをした。心の中に異常があるかもしれない」と気付いた男性は保釈後に通院を始め、現在も月1回程度、自費で治療を続けている。

 

 精神科では、生い立ちから事件当時や逮捕時の心境を医師と深く掘り下げる。カウンセリングを続ける中で、自分がしたのはストーカー行為だったと改めて自覚し、二度としないと誓うようになったと話す。「被害女性を苦しめて申し訳ない」。取材に反省の言葉を繰り返した。