みなさん、こんにちは!

本日の「きっかわみきの物語」部分公開は、

「青い眼をもった木」の「深山に眠っていた虎の巻」からですよ。

青い眼の木が、長く眠っていた貴公子の虎に、

「いのちの法則」を聞かせる場面です。


木は虎にこの場面では、4つのいのちの法則を話しますが、

今日はその4つ目の場面から。

では・・・



 木は最後に、〈因縁果のお話〉をし、さらに意味深長な一言を加えたのです。


「君はしずくの音が原因で、その結果、目が覚め、目が覚めたことが今度は因となって、そこに何ものかの縁がはたらいて結果、私に出会い、私に会ったことがまた因となって、また別の縁がはたらいて、その結果このような話を聞いた。

つまりよく考えてみると、因が果となり、果がまた因となり……のぐるぐるまわりをしているのが、この世界というわけだ。

これを因果同時(いんがどうじ)とも言うのだがね。

それで、この因果同時の話も、先ほどから話をしているいのちの法則の話も、いずれも東方で熟したものの見方なのだよ。

 ところで、だ。虎くん、

実際のところ、心が目覚めなければ、本当に起きたことにはならないのだが・・・」


 それまでそのすべてに一つ一つうなずいていた虎も、

この一言には思わず苦笑したのでした。

 そしてその虎くん、最後に誠に虎くんらしいことを言ったのです。


「目覚めて最初に、このようないのちの法則のお話が聞けるとは……。

『果報は寝て待て』と言うが、それは誠にそのとおりだったようですね。

しかし僕はいつも何事も『寝かせて考える』というのが流儀なのです。

ですから、あなた様からのこのお話も、しばらく寝かせていま一度味わうことにさせてもらいましょう」


 虎はそう言うと、何とまた寝始めてしまったのです。

この虎くん、おっとりと落ち着いていて誠実なのはよいが、

少々のんびりし過ぎ、慎重過ぎるのが玉にキズだったのでした。



 さて、みなさんこのお話、いかがだったでしょうか?

虎はしずくの音が原因で、目が覚め、

目が覚めたことが今度は原因となって、木に出会った。

そしてさらに木に出会ったことが今度は原因となって、

その結果このような話を聞いた。



「因が果となる(原因があって、結果が出てくる)」ということは

よく聞かれると思うのですが、いかがでしょうか、「そのまた

『果』自体が、次の因となる」というのは、聞かれたことがある人は少ないのではないでしょうか?


 かく言う私も最初は驚くとともに、しかしなるほどと思いました。

「出てきた結果が、次の事象を引き起こす原因になっている・・・」


 しかしこうして考えていくと、すべてが次々と連鎖して

次の事態を呼ぶわけですから、いまの一つ一つの私たちの

一挙手一投足にすべてがかかっている、一つ一つの何気ない

行動に次がかかっている、いまが次を決める・・・ということになりますよね。


 この「青い眼をもった木」の物語では、「一人の一挙手一投足が

、宇宙の果てまでも影響を及ぼす」と言っています。


 他にも「目からウロコが落ちる」ようなお話がたくさんこの物語の中には盛り込まれており、とてもとても幻想的なお話ですので、みなさん、今後ともよろしくお願いしますね。


 それではまた・・・・。

皆様、今日もどうぞ明るく元気に爽やかにお過ごし下さい!

あなたの一挙手一投足に込められた愛が、宇宙の果てまで

届きますように☆




書籍「青い眼をもった木」(単行本・電子書籍両方あり)

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きっかわみきの物語

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