『歩みをとめないで』

思春期を上手に生かす秘訣
No.196
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◆今日のメニュー2016.7.12
・はじめに
・思春期の子に接する秘訣
・今日の名言・ことわざ
・あとがき
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◆はじめに

東京目黒区の「碑文谷公園」バラバラ事件の容疑者の人となりが分かってきたようですね。

それによれば、小学校時代は学業優秀。真面目で落ち着きがあったということ。

また、昼休みはクラスメイトとドッジボールで遊ぶなど活発でもあったようです。

ところが、小学6年生の時にいじめを受け卒業式には出なかったようです。

中学校に進んでも不登校。高校進学をしたものの中退。

どこで彼の人生は狂ったのでしょうか。

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◆思春期の子に接する秘訣No.196

『人との接触を増やす』

東京目黒区の「碑文谷公園」バラバラ事件の容疑者は中学校で不登校、高校進学をするも中退したようです。

不登校そのものは別に悪いことではありません。

もちろん高校中退も同様です。

でも、中退後無職で母親と2人暮らしというのがとても気になります。

詳しいことが分からないので間違った推測であれば失礼にあたりますが…。

人目を避けるように母子でひっそりと暮らしていたことがなんとなく想像できます。

人とのコミュニケーションが少なくなるとどうしても思考も偏りがちになることが懸念されます。

高校を中退したって、立派に仕事をしている人はとてもたくさんいらっしゃるはず。

もっと外に出ていろんな人と接触すれば良かったのにと悔やまれます。

不登校や中退を引きずってはいけないとつくづく感じました。

今日のコツ
『人との接触を増やす』

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◆今日の名言・ことわざ

「人生は道路のようなものだ。 一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。」

ややもするとちょっとしたことがきっかけで思春期に大きく遠回りをしてしまう人はたくさんいます。

いくら回り道をしたって、途中で歩くのをやめなければ、自分の目的地にはきっとたどり着くと思います。

歩みを止めて、ひっそりと生きていても何も進まない。

もっとも、渦中にいる人は自力で歩き出すのが難しかったのでしょう。

そんな時こそ、行政をはじめ周囲の支援が必要なんでしょうね。

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◆あとがき

どうしても、事件のことに触れたくて、NGワードはお休みしました。

また次回、よろしく(^^)/

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発行責任者:南 大地
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『子どもをダメにするNGワード2』

思春期を上手に生かす秘訣
No.196
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◆はじめに

言霊という言葉があります。


食品にありがとうと言い続けるのとバカヤロウと言うのではどちらにカビが生えるでしょう?

そんなことを言う人がいますし、本もあるようですが、私は信じていません。
まだまだ自分で見たり体験しないとなかなか信じられないところがあります。

ただ、ありがとうとバカヤロウを子どもに言い続ければどうなるかは想像ができます。

言葉の力はやはり強いものがあると思っています。
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◆思春期の子に接する秘訣No.195

『子どもをダメにするNGワードを使わない2』

「バカ!」
「のろま!」
というような言葉がNGなのはわかりやすいです。

でも時には良かれと思ってしたアドバイスや褒め言葉が相手を傷つけることもあります。

たとえば社員が社長に対して「よく頑張りましたね」とは言いません。
なんだか上から目線でバカにしたような感じさえもちます。

思春期の子は大人になりかけているわけです。
ですから、同じような褒め言葉が上から目線に感じることがあります。


そんな時はどうすればいいか。
「あなたは頑張りましたね」

「私は…」に置き換えればいいんです。

「(私は)あんたが頑張っていたのを見て本当にうれしかったよ」

これなら社長に対しても大丈夫
「(私は)社長の頑張っていらっしゃる姿をみて心打たれました」…と。

最初の言葉が「私は…」になっているかどうかがポイント。

実際に言うときは「私が…」は省略しましょう(^^)/

今日のコツ
『子どもをダメにするNGワードを使わない2』

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◆今日の名言・ことわざ

「待たぬ月日は経ち易い」

合格発表の日、卒業式の日、その日が来るの待ち遠しいほどなかなかやってきません。

逆に気にかけるものがないと、月日はあっという間に過ぎていきます。

気にかけるものはあっても、それ以上に毎日忙しいと、

やっぱり月日はあっという間過ぎていきますが(^^)/
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◆あとがき

NGワードを使ってしまうことは私もよくありました。

今はカミさんと二人暮らしです。
少なくなったとはいえ、まだありますね(^^)/

そんな意識を改革するためにも「NGワード」もう少し考えてみましょうか(^^)/

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『子どもをダメにするNGワード』

思春期を上手に生かす秘訣
No.195
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◆はじめに

「バカ!」
「のろま!」
「なんでできないの!」

そういった人格を否定するような言葉は子どもをダメにします。

でも、それはだれもが分かること。

意外と気がついていない言葉で子どもをダメにすることもあるようと思います。

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◆思春期の子に接する秘訣No.194

『子どもをダメにするNGワードを使わない』

「バカ!」
「のろま!」
という人格を否定するような言葉。

「なんでできないの!」
「もっとちゃんとして!」
といった劣等感を作りやすい言葉。

「お姉ちゃんはできたのに」
「お兄ちゃんの方が上手」
といった比較をする言葉。

思春期の子どもには、子どもが幼いときには有効だった言葉
「こうやるといいよ」
「もっとこうするといいよ」
要はアドバイスなども親が子どもをレールに乗せ、言いなりにしようとする意図が伝わるので
思春期を迎えた子にはあまり好ましくはありません。

さらに「えっ」と思うような言葉も…

続きは次回で…

今日のコツ
『子どもをダメにするNGワードを使わない』

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◆今日の名言・ことわざ

「臭いものに蓋をする」

失敗や悪事などがバレないように、一時しのぎの方法で隠そうとすること。

生きていく上で、こういった知恵が有効な時もあるでしょう。

でも、子育てに限って言えば、一時しのぎをしても課題を先延ばしにするだけ。

むしろ、もっと大きな問題になって返ってくるかもしれません。

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◆あとがき

何も考えないとついNGワードを使ってしまうことがあります。

もしかしたら、使わない人はまったく使わないと思います。

それはもう習慣になっているわけですね(^^)/

そうなりたいものです。
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『いじめは被害者の落ち度』

思春期を上手に生かす秘訣
No.194
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◆はじめに

タイトルにびっくりされたでしょうか。
それにはわけがあります。

「歩きスマホはしない」
「抵抗せず、要求された金品は素直に渡す」
「他人が襲われているのを見ても、むやみに助けない」

これはリオ五輪の日本選手団安全管理マニュアルの一部です。

ここでは正論は通用しません。
正しいからと言っても殺されてしまえば元も子もないです。

このマニュアルの最初の言葉は
「自分の身は自分で守る」
です。

ここは平和な日本ですが、この考え方は必要なのかもしれません。

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◆思春期の子に接する秘訣No.194

『自分の身は自分で守らせる』

ここは平和な日本。
本人がいじめられたと言えばいじめが成立する社会です。

確かに被害に遭えば大変なことですので、手厚い保護は大切です。

でも、そうやってまわりが守ってあげればあげるほど、自分で自分の身を守る力は育たないかもしれません。

今の世の中
「いじめられたのには理由があるのでは?」などと言おうものならバッシングを受けます。

でも、いじめられないように自衛をすることは大切ではないでしょうか。

今日のコツ
『自分の身は自分で守らせる』

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◆今日の名言・ことわざ

「spare the rod and spoil the child」

日本のことわざにすれば
「かわいい子には旅させよ」となります。

他の訳をしている方もいらっしゃいます。

子どもは甘やかすとダメになる
かわいい子は棒で育てろ
鞭を惜しめば子どもはダメになる

う~ん、なるほどですね(^^)/

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◆あとがき

いじめはいじめた人が悪い。

当たり前なのですが、昨今のバラバラ死体事件などを見ていると、やはり被害に遭わない工夫や努力は必要な気がします。

それは決して被害者の落ち度を指摘するとか、そういうレベルの話ではありません!

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『子どもの意識は誰が作る?』

思春期を上手に生かす秘訣
No.193
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◆はじめに

新入社員の意識調査で「将来社長になりたい」が過去最低を更新したようですね。

日本生産性本部などによると、「働き方は人並みで十分」ということです。

別に社長になることが良いとは思いませんが、過去最低を更新していることについてちょっと複雑な思いです。

なぜなら、諸外国が台頭してきたときに日本の将来が心配だからです。

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◆思春期の子に接する秘訣No.194

『子どもの意識を作る』

働き方は人並みで十分…53.5%
残業が少なく、自分の時間が持てる職場がよい…74.2%

これは新入社員の調査ですが、若いこの子たちの意識は誰が作っているんでしょうか。

学校があるでしょう、社会もあるでしょう、友達もあるかもしれません、テレビの影響もあるかもしれません。

でも、一番強い影響力をもっているのは親ではないでしょうか。

テレビを見ていた父親が「社長なんてなるもんじゃないな」と会社の不始末の謝罪会見を見てつぶやく。
「平凡が一番、残業して頑張ったって…」

こんなことが積み重なって、自分の思いが固まってくるのではないでしょうか。

だから、新入社員の意識はもしかしたら、その親御さんの意識の集約に近いのかもしれません。

あなたがなにげなく発する言葉がお子さんの考え方を作っているとしたら…

逆に考えれば、お子さんの意識改革もできそうですね(^^)/

参考/公益財団法人日本生産性本部サイト

今日のコツ
『子どもの意識を作る』

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◆今日の名言・ことわざ

「未来を変えるには今を変えるしか方法はない」

お子さんの将来は「今」によって日々作られています。

お子さんの未来を変えたければ今を変えるしかありません(^^)/

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◆あとがき
テレビを見ていたら「子どもが親のことをなんと呼んでいるか」が話題になっていました。

保育所によれば親のことを名前で呼ぶ子が増えてきているんだそうです。

ある母親が語っていました。
「子どもとは対等の関係でいたいと思っているので…」

私は思いました。
子どもと親は対等ではありません。

子どもを一人の人間として尊重することは当たり前ですが、親は子どもを養育し教育する存在。
対等とは言えないでしょう。

単に親しみを込めた呼び名だけの問題ならいいですが、関係性を表すものだとすると将来が心配ですね(^^)/
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