2025年、日本各地で観測され始めた“竹の花”。この現象は単なる植物学的な偶然ではないといいます。月刊ムー編集長・三上丈晴氏は、古代から続く“ハフリ”の神事や、神話に登場するヤタガラスの動きが不思議なほどこの周期と一致していると指摘。これは、いよいよ“何か”が始まる前触れなのか――?




 

 竹の花が咲く時、世界に何が起きるのか


 

 120年に一度の神秘的な周期

竹の花が咲く現象は、植物学的にも極めて稀な出来事です。種類によって異なりますが、マダケは約120年、モウソウチクは約60年という長期間の周期で一斉に開花します。この現象は遺伝的なプログラムによって決定されており、環境要因や病気ではなく、竹自身の生理的な寿命によるものなんです。花を咲かせた竹は、ほぼ例外なく集団で一斉に枯れていきます。まさに死と再生の象徴的なサイクルを体現している植物なんですね。

 

 歴史に刻まれた不吉な前兆

歴史を振り返ると、竹の花が咲いた年には必ずと言っていいほど大きな変化が起きています。1785年頃の天明の大飢饉では、全国で90万人以上が命を落としました。1905年には日比谷焼打事件が発生し、社会主義思想への弾圧と拡大が同時進行しました。これらの時期と竹の開花が重なっていたという記録が残されているんです。偶然にしては、あまりにも一致しすぎていると思いませんか?

 

 三上丈晴氏が注目する周期の一致

月刊ムー編集長の三上丈晴氏は、この竹の開花周期と天皇家が代々執り行ってきたハフリの神事の周期が120年という時間軸で一致していることに注目しています。ハフリの神事は、天皇家で行われてきた秘儀であり、皇太子が即位する際に荒人神となるために受ける儀式とされています。明治天皇以降は途絶えたとされますが、時代精神が求める人物により継承されるという伝承も残されているんです。

 

 2025年に起きている異変

2025年の現在、世界各地では戦争と天変地異が続いており、地球全体が何かのメッセージを発しているかのように揺れています。そんな中で発見されたのが、竹の開花周期とハフリの神事の周期の一致でした。この120年という数字には、科学的根拠よりも神事の効力が120年続く、継承されないと国が乱れるといった伝承に基づく意味があると考えられています。

 

 竹と神々の深い結びつき

古来より竹は神を迎える植物として扱われてきました。村の祭りでは竹を切り出す音が神への合図となり、神社では竹に宿る風の音を神の返答として捉えていました。竹の花が咲くという現象は、更新された神の気が流れ始めた証と言えるでしょう。これは単なる偶然ではなく、地球と人類が周期の中で記憶を呼び覚まし、自然界と神事がつながる壮大な設計が動き始めた兆しなんです。

 

しかし、これで終わりではありません。実は、この竹の花の開花と同時に、古代から語り継がれてきたある神秘的な存在が動き出すと言われているんです。その存在こそが、日本神話に登場する三本足のカラス、ヤタガラスなんです。