おはようございます。
 
以前から何度か報告してきたように、毎月、電気使用量とガス使用量の
 
料金算出をしているので、最近の電気ガス代の高騰の原因は分かっています。
 
が、ツイッターなどを見ると「なぜか一気に値上がりした」と
 
思っている人も多いようです。
 
 
まず電気料金の仕組みについては、各電力会社で
 
基本料金+従量料金+燃料調整費+ 再生可能エネルギー発電促進賦課金 +割引など
 
というようなパターンが多いようです。
 
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が毎年値上がりしているという話は以前書きました。
しかし、今回は短期的に一気に上昇しているので「 燃料調整費」の方です。
 
原油高騰、LNG価格高騰、円安によりガソリン価格が急騰していることと同じです。
 
1kWhあたりで計算されていますが、マイナス5円からプラス3円まで上がっています。
(分かりやすいように、0で赤線を引いています)
 
これを200kWh(2人世帯)、400kWh(4人世帯)で考えると
 
 
200kWhで約1500円、400kWhで約3000円の上昇になります。
 
これが最近の電気料金高騰のからくりです。
 
一般家庭でこのレベルですが、エアコンや装置稼働などで大量に電気を使用する
 
企業や工場では大きな影響が出ると思います。
 
もちろん、オール電化の家でも影響は大きいと思います。
 
 
ついでにガス料金です。
 
ガス料金は、各社で指標(係数)が違うので、私の使っている「河原実業」で考えます。
 
ガス代は基本料金+従量料金で算出されますが、
 
この従量料金に乗ずる定数(円/m3)が変わります。
 
 
つまり1m3あたりのガス料金単価にあたりますが、一番安かった頃は100円/m3
 
だったのが、150円/m3くらいに上がっています。
 
従量料金だけで考えると1.5倍になります。
 
値上がり幅としては、20m3 (2人世帯)で1000円、 40m3 (4人世帯)で2000円になります。
 
 
ガスは工場で大量に使うことはなさそうですが、飲食店で使うことが多いと思います。
 
飲食店はコロナが始まってから目の敵にされて虫の息なのに、
 
ガス電気料金高騰で相当打撃を受けていると思います。
 
 
ウクライナ危機もあり、今後も遅れて影響してくると思います。
 
まずは政府には燃料費高騰対策をして欲しいと思います。
 
トリガー条項も全く手を付けず、食料品値上げの対策もしないし、円安対策もしない。
 
国が国民を助ける手段はたくさんあるのに、それをしない。
 
かと言って、原発再稼働、原発依存は反対の立場です。
 
話すと長くなるのでこの辺で…。
 
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