れいこかづきのアシスタントは…
月1回の勉強会があるんです。
今月の勉強会は「お客様との対話」と メイク実技でした。
お客様との対話では 初対面でうちとけていただくために
「ほめる」ことが大切ということで
ロープレで 2人1組になって交代でお相手をほめる練習をしました。
時間は2分。
2分間で お相手をほめながら うちとけていただいて お相手の要求を知る
(どんなことを求めていらっしゃったか お肌の悩みは何か など)
というのが課題です。
え… たった2分で…![]()
と 思いつつ
「 はい スタート! 」と言われる前に もう始めてしまった私。![]()
お相手は 2~3年先輩のアシスタントさんで
すでに講師一次試験をパスされている方です。
私「今日は台風の中 おいでいただきありがとうございます。
えー と… どちらからいらっしゃいましたか?」
(名前を聞くのを忘れてた![]()
)
先輩「堺から来ました」
私「あ、そうですか 堺といえば 千利休で有名ですね。
[ごう] 見られてますか?」
先「え
」
私「あ、NHKの大河ドラマの 「江」ですが 千利休が出てきましたよね」
先「あ、ああ… そうですね」
(すっかり脱線しました
)
私「千利休といえば…お茶などはなさいますか?」
先「いえ してません」
私「ではご趣味は?」 (むりやり話をもちこんだ感じ
)
先「陶芸をやっています」
私「陶芸ですか、いいですね~!!渋いですね!
どんなものをおつくりですか」
先「食器です。分厚いのが好きで」
私「いいですね、ご自分で焼いて 普段に使われるんですか」
先「そうです」
私「素敵ですね、きっとお料理が一層おいしく感じられるでしょうね」
ここで
「はい、時間です
終わってください」の声。
私「えっ![]()
あ、あの お肌のお悩みは
」
先「は、はあ… それはえっと… 」
私「…ていうか… もう時間ですよね…すみません
」
と こんなふうに無残に終わりました。
そして 結果を発表することになり、座席が一番端だったので
私が最初にみんなの前で発表することに…
ちゃんとできなかったなぁ…と思いながら
しょぼしょぼと発表する私…
「とってもおきれいでお元気な方ですが
ご趣味は意外なことに陶芸で、渋い厚手の和食器を作られるそうです… 」
とここらへんまで言ったところで
講師の先生から
「ちょっと待って!」 「みなさんの前で話すときは
もっと姿勢よく 声にハリをもたせて話さないと!」
と注意が…![]()
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そうだったのか… 単なる結果報告じゃないんだ…と
姿勢を立て直し もう一度初めからやり直し…
「…ですので 色彩感覚も豊かでいらっしゃることと思われます。
きっとメイクもお上手になられると思います。」
としめくくると…
「何をほめましたか?」と先生。
「ご自分の手作りの食器を毎日のお食事に使われるなんて
素敵ですねと おほめしました。」と答えると…
「それだけ?」と 先生。
そして 今度は 私のお相手をしてくれた先輩に
「何をほめてもらいましたか?」と尋ねられました。
すると 先輩曰く
「何をほめられたか… さあ、…覚えていません(笑)」
え======![]()
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せいいっぱいほめたつもりだった私は
どうしてそうなるのかさっぱり…![]()
次は 役割を交代、私がお客様の役です。
先「ようこそいらっしゃいました。お名前をお聞きしてよろしいですか?」
私「みけぽんです」
先「わ~、かわいいおなまえですね!」
私「ありがとうございます!」
先「今日のその白いお洋服もかわいくて よくお似合いですね!」
私「ありがとうございます!」
先「そのネックレスはその白いお洋服にぴったりですね。ご自分で作られたのですか?」
私「はい 私がつくりました」
先「わー、すごいですね!じゃあそのイヤリングもですか」
私「はい そうです」
先「素敵ですねー!!ビーズアクセサリーを作るのは趣味ですか」
私「そうです」
先「いいですね~!」
とこんな調子で次は住んでいるところを尋ねられ
いいところですねとほめられ
そこを散歩されるんですか いいですねとほめられ
要するにかたっぱしからみんなほめられました。
そして話は飼っているわんこの話になり、
盛り上がる盛り上がる…
そこで 時間となりましたが もっと話していたいほどでした。![]()
お肌の悩みについて聞かれるところまでは行きませんでしたが
でもこの調子で 「とてもおきれいですがお肌の悩みは?」なんて聞かれたら
素直な気持ちであれもこれも言いたくなるだろうなぁ…(笑)
なるほど ほめるってこういうことなんですね…![]()
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素直な気持ちで 明るく楽しくシンプルに ただ相手をほめるだけ。
ほめるのに 「~なところが いいと思います」 なんて説明はいらない。
私のほめ方は理屈っぽくてお世辞っぽかったと
今ふりかえってみて思います。
お世辞とは紙一重みたいで 難しそうだけど
まず相手を好きになれば 自然にできることかもしれません。
つぎ、やってみよう!!