愛知の城や戦国史跡を歩く会で、愛知県の東海道の宿場を全て巡る街道歩きをしています。今回は東海道沿いにある岡崎市の山中八幡宮にちょっと寄り道。ここには徳川家康を助けた鳩の伝説が残っているのです。
敗走した家康
山中八幡宮に残る逸話は以下の通り。三河一向一揆の局地戦で敗走した家康は山中八幡宮の洞窟に逃れます。でも追手は怪しい洞窟を発見し近づいてくる。
その時、洞窟から鳩が2羽飛び出し、『鳩がいるなら人はいないな』と言って追手は別の場所を探しに行きました。その間に家康は逃走に成功。後に家康の命を助けてくれた洞窟として鳩ヶ窟(はとがくつ)と名が付き祀られましたとさ。
そして現地
現地に行くと徳川家康公御開運の鳩ヶ窟という石碑が建っており、そのまま進むとすぐの場所にあります。
鳩ヶ窟(はとがくつ)は今でも残っており、中に入ることはできませんが、入口くらいは見えます。私の感想ですが、この逸話は大河ドラマ・どうする家康には出てこなかった地元の郷土史レベルの話です。でもこの様な世に知れていない話こそ郷土史の面白さだと思います。
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活動は夏季を除く毎月第一土曜、もしくは日曜日。江戸好き、街道歩き好きの集まりですが知識の多い少ないは関係なし!好きならそれでOKです。入会費や年会費などもないので、あなたも気軽に遊びに来てみませんか?