家康を支えた三河石川展


平成30年(2018)の安城市歴史博物館の企画展・家康を支えた三河石川展に行ってきました!



これは戦国武将、そして大名としても有名な石川数正、石川家成の石川一族に関する展示会です。



>>安城市歴史博物館公式サイト



この石川さんたちは戦国時代、現在の安城市南部や西尾市の一部で勢力を持っており、徳川家(松平家)でも重要な家臣でした。



同じ安城市ゆかりの武将という事で、今回の企画展が行われたワケですが、このちょっぴりマニアックさがタマリマセンね。早速行ってきましたよ!









三河石川展写真撮影コーナー


こちらは会場。写真撮影コーナーもあり、大人と子供の撮影用の甲冑もあります。



ちなみに背景の写真は松本城なのですが、なぜ松本城かというと、石川数正が城主となり、築城を始めた城だからです。



ちなみに現在国宝天守の城です。









安城市歴史博物館の音声ガイダンス


展示会場に入る前にチェックしておきたい音声ガイド。これ無料で貸し出してくれます。



この音声ガイドは毎年の企画展で採用されている恒例のマシーン。



展示会場にはいろんな展示があるのですが、パネル以外の補足の説明をこのガイドで聞くことができます。



これはすごく役立つもので、例えば静かな館内で人間のガイドさnが説明していると声が響き渡るんですよね。



また自分がまだ見ていない展示のガイドの説明とかが、向こうから聞こえてきたり。



でもこのヘッドフォンの音声ガイドだと、自分が聞きたい説明をピンポイントで聞けますし、周りの人たちのシャマにもなりません。



これは必ずチェックしておきましょう!








三河石川展の入り口と出口


さて、では早速入館ですが…



出口が大きく目立っており、なぜか入り口が小さい。出口から入ろうとしましたよ…




さて、ここからは写真撮影禁止なので、文章で説明します。



まず石川一族はもともと三河発祥ではなく、河内源氏の八幡太郎義家の家系。



義家の六男・陸奥六郎義時が河内国壷井(現在の大阪府羽曳野市壷井)の石川荘を継ぎ、義時の三男の義基が石川源氏・石川氏の祖となったそうな。



その後、石川一族の一部が三河に土着して勢力を伸ばしたみたいです。



でも一時期は三河守護・一色氏の守護代みたいなポジションにおり、三河三カ寺の本證寺(ほんしょうじ)においては、檀家の中心にいた一族で、その存在感の大きさは松平氏以上でした。



そんな石川一族でも有名なのが数正と家成ですね。



この二人の関係ですが、家成が叔父、数正が甥なのですが、数正のほうが1歳上という不思議な関係。



でも同世代ということで、ともに家康に仕え徳川家を支えた人物です。



展示はこの2人の石川氏がどの様に戦国期~江戸期を乗り越えたかという内容なのですが、個人的に一番印象的だったのが、やはり数正の出奔の件。



数正は徳川家康の右腕ともいうべき重臣でしたが、天正十二年(1584)年の小牧長久手合戦後、家康の敵だった秀吉のもとに行ってしまいます。



つまり徳川家を出て、敵方に仕えたという事。



重臣なのになぜ?この様な裏切りをしたのかという点に関しては、今まで諸説言われてきました。



今回の展示会では、勢力・軍事で劣る家康が秀吉と再び衝突するとまず勝てない。



でも秀吉との衝突をどうしても避けるために数正が秀吉のもとにあえて出奔したという解釈でした。



現に数正の出奔後、家康は徳川家の内部情報、軍事機密も秀吉に筒抜けになり、また数正の所領が信濃(長野県)にあったことで、統治も揺らいで大変な事になりました。



結果、家康は秀吉に頭を下げ、衝突は避けられたのですが…



あなたは数正の出奔理由、どう思いますか?



このほか、江戸時代に石川一族がどうなったか、また全国にちらばったその他の石川さんたちの紹介などもありました。









戦国みくじ (1)

戦国みくじ (2)

展示会を見終わると、スタッフのお姉さんに進められておみくじを引きます。よく見ると戦国おみくじw









三河石川展図録1400円


展示館内は撮影禁止ですが、展示資料は図録として販売されています。









過去の企画展の図録


合わせてチェックしておきたい過去の企画展の図録。藤井松平家、加藤嘉明、本多正信などの展示会が過去にありました。



このほか本證寺展、安城松平氏展などもありましたが、図録は売り切れみたいですね。



安城歴史博物館では毎年、この様な安城市ゆかりの戦国武将や一族、また寺社の企画展が行われています。来年の企画展は何だろう?









安城市歴史博物館の常設展入場券


あとこれも毎年恒例なのですが、企画展の半券で2階にある常設展もみることができます。この半券が無いと常設展は200円です。



常設展は古代から昭和までの安城市の歴史について詳しく解説されており、戦国時代もモチロンあります。



常設展で要チェックなのは、なぜか展示しておる本證寺の本尊・阿弥陀如来立像。



なぜここにあるのかは謎ですが。



という事で今年も満足の企画展・家康を支えた三河石川一族展でした!





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