夕雲の城


■企画・編集 富加町教育委員会


■発行 美濃加茂市、坂祝町、富加町


■500円 (注)


■ひとことでいうと 織田信長の東美濃攻略を題材とした歴史PRマンガ



私が好きなマイナーな郷土史マンガですw



舞台は桶狭間合戦後の東美濃(岐阜県東部)。この時期、この地域は織田氏の侵攻を受ける様になっており、織田に付くか斎藤の付くかで豪族たちの意見が分かれます。



豪族たちは、自分たちの考えで仕える主を選びますが、戦国時代の婚姻関係が悲劇をもたらすお話です。









●あんた誰?●


マイナーな郷土史の何が面白いのかというと、今まで知らなかった武将や人物と出合えることですね。



例えば夕雲の城の主役は、崖良沢(がい りょうたく)という人物でたぶん日本人です。



この人は東美濃に勢力をもっていた加治田佐藤氏の家臣で、佐藤氏を守るために奔走します。



そのほか、



・岸勘解由信周(きしかげゆ のぶちか)


・佐藤右近右衛門忠康


・斎藤新吾



など、NHK大河ドラマでも、戦国BASARAでも出てこない人達がたくさん出てきます。



でもゲームやTVに登場しなくても、戦国時代を生きたアツい人達という事には変わりはないですが。








●影の主役●


夕雲のクライマックスかどうか分かりませんが、大きく取り上げられている合戦が、堂洞城を巡る戦いです。



『堂洞城?なんか聞いたことあるな~』と思ったあなたは歴史マニアです。



なぜかというと、堂洞城は、信長公記の著者・太田牛一が手柄を立て信長に褒められた戦で、信長公記にもそのことがさりげなくPRされています。



だから世間一般では堂洞城というと、 



堂洞城=太田牛一



という事になるのですが、ここではあえて籠城側の美濃の豪族がピックアップされています。



それでも牛一君、さりげなく登場して信長に褒められていますけど。








●私の感想●


私の夕雲の城の感想ですが、この本は東美濃の戦国史を知る上で非常に詳しく書かれているので、東美濃に住ん出いる人や、東美濃の戦国史に興味がある人にオススメだと思います。



あと本は全部で228Pあるのですが、マンガの部分は150Pです。



後の78Pは郷土史本になっており、フィクションなしで作品を解説しています。



だからマンガで小学生にも分かりやすいですし、歴史かじっているオトナも満足できるに段階構成になっています。



私的に久しぶり満足できた本のひとつです。









●ところで値段なのだけど…●



あとあえてマイナスをいうなら、本の値段と購入方法。



本自体は500円なのですが、美濃加茂市、坂祝町、富加町とかで買うならこの定価なのですが、取り寄せるなら自治体が定めた方法で買うしかありません。



それが郵便局の現金書留



これが曲者なんですよ。



今回、私は通販で取り寄せることにしました。



その前の週、美濃加茂市で行われた太田宿中山道まつりに出陣したにも関わらず、祭りの後にパンフもらって本を知ったからです。



そこで現金書留にかかった料金は次の通り。



・本代 500円


・送料(切手) 300円


・書留の封筒 21円


・送料 512円


合計 1,333円 (・∀・)




つまり通販で買うと、2・5倍くらいの値段になります。



今ではネット通販の決済方法は多種多様化が進んでいますので、ネットで物販するなら、決済方法も、もう少し便利にしてほしいですね。



そこに教育委員会だからできないという事はないハズ。この決済方法、そして購入方法はもう少し努力が必要だと思いました。



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