フィンランドを訪れた中国人観光客の一行がオーロラを見られないことに怒り、フィンランドのガイドを暴行する事件が起きたようです。

 

 年末の北欧旅行、最初は私もフィンランドでのオーロラ鑑賞プランと迷ったのですが、やっぱりオーロラは出現確率やお天気次第なので、もし自分の時に出てこなかったら、一念発起して北欧行きを決めたのに、ただ豪雪地帯に行ってきた、みたいになってしまうという不安があったので、「無難な線」を選んで3か国首都周遊プランにしたのです。

 

 冬の北欧、どこに行くか?

 という問いに、

 不確定要素付き自然<歴史・文化

 

 という選択をしたのでした。

 

 だから、がっかりするのは分かるのですが、中国人のこういうニュースは多いですね。

 

 そういえば、ヘルシンキではアジア人観光客、特に中国人観光客はよく見かけました。

 自分的には日本からエライ遠いところというイメージがあったので、「こんなところまで、こんなに観光で来ているのか。積極的だなあ」と感心したものです。

 

 ヘルシンキでは国内1か所というカジノにも入ってみたのですが、4台ぐらいあるルーレット台のうち3台ぐらいに中国人と思しき人たちが群がってルーレットに興じていました。熱くなって台の上には500ユーロ札(約6万円)が飛び交い、なくなればキャッシュディスペンサーに走る彼ら。

 こんなところにも、こんなに! と正直驚きました。観光客ではないのかな?

 

 白人のディーラーが、なんとなく困惑した表情をしつつも、マナー違反、ルール違反には毅然と仕切りつつこなしていましたが、遠慮深かったり、礼儀とか、奥ゆかしさとか、ルールとかを弁えている文化の国には彼らも進出しやすいのでしょうか。

 なんとなく居心地の悪いものを感じたので、カジノは早々に切り上げました。

 

 

なお、詳細についてロシア・トゥデイというロシアのメディアによると、

「オーロラ鑑賞ツアーに同行したフィンランドのガイドが、オーロラを見られないことに腹を立てた中国人観光客たちから暴行を受けたため、警察に通報。駆け付けた警察官が、「ガイドはオーロラが出るかどうかを決められない」と観光客に説明した。」
「警察官は、「怒った観光客に囲まれるという初めての出来事に、ガイドたちはとても怖がっていた」と証言したという。」

 

とのことですが、ガイドさんだって少人数なんでしょうから、こんなことになったら確かに怖いですよね。

 

海外のニュースで日本人のこういう話は聞きませんが、その辺は文化の違いというか歴史の違いなのでしょうか。

 

戦後日本の中で、日本の戦争犯罪とか事実の存否自体に諸説あることが色々話題になることがありますが、こういうニュースに接すると、それらは日本人がしたことではなく、○国人がしたことではないのか?という疑いを持つのは自然なことかもしれません。