後を継ぐということは、計り知れない目に見えない責任と具体的な責任が覆いかぶさって来る。
長男が立たなければ次男に行くというのが一般的だけど、
すべてを改める為には、末の子供にその責任を譲るというのも効果的なのかもしれない。
それを知り、本来の権利がある兄弟たちがどう動くのかは、非常に興味深い。
家族がひとつになるのか?分裂するのか?どちらを選択するも家族次第。
だが・・・俗に言う「取り巻き達」も関わって来るならきれいごとでは済まない事になるのでしょう。
有名であればある程、周りは注目しているという事を忘れてはなりません!
ドラマで「女系家族」というのがありましたね。5代続く女系家族の物語ですが、
女系という枠からどういう展開になったかというと、とても良い事とは言えませんが、父親は外の女性に子供を宿すこととなり生まれて来た子は男の子でした。
遺言で、行かず後家の長女は家を出るように、三女は外へ嫁ぐように、
そして結婚している次女夫婦が事業を引き継ぎ、生まれた男子と共同経営するようにとなったのです。これは、次女夫婦にとって願ったり叶ったりになりました。
三女の財産を当てにしていた叔母は、三女を養女にしようとしていましたが、それも遺言で養子になってはいけないと釘が差してあり、すべてを父親は見通していましたね。叔母は「この家には、もう来ることがないでしょう」とも言っていたような・・・?
自分が婿であり、女系という娘たちの苦悩。莫大な財産があることでの軋轢。
そうそう、一番に信頼していたはずの番頭が、勝手に山林を売り払っていたり不正を働き、尚且つ親族を会社に取りこんでいました。
・・・当然、遺言ではそれも予見しての事が書かれてましたね。
財産があればある程ややこしや~~の関係となるものですが、ある意味遺言を残すことで、
その因縁を断ちきったとも言えます。
「遺言」を自分勝手に判断するのではなく、この場合はきちんと書面になっていたので理解し易かったのかもしれません。
原作者はある意味「理に適った作品」を世に出したともいえます。
さて、莫大な財産、会社(組織)を上手に動かさないと大変な事になるのが当然です。
そして、見えなかった事が見えてくる・・・。