今週は加尾の手紙からスタート。
龍馬は、平井収二郎が切腹させられたことを知るのです。
活気のある勝塾のなかで、土佐藩士たちだけが暗い表情。
勤王党の仲間たちはこれからどうなっていくのか、自分の運命もこれからどうなるか、不安でたまらないはずです。
武市さんが京都で仲間だった攘夷派の三条実美も、朝廷のなかで立場を失ってしまいます。
つまり、三条実美たちはそれまで、攘夷は天皇の意志だということで権力を持っていたのですが
孝明天皇には外国と戦争するつもりまではなかったと言われてしまうのです。
これには、公家のあいだの派閥争いがあって、それぞれの派閥の後ろ盾には長州藩と薩摩藩がいたんですよね。
で、薩摩藩が応援している公家グループの方が力を持ったと。いってみれば政権交代です。
野党になってしまった三条実美や長州藩士たちは、京の都を追われて長州に行きます。
これが俗にいう「八月十八日の政変」です。
これによって、長州だけでなく、全国的に攘夷派が完全に落ち目になりました。
山内容堂はこの機会をのがさず、土佐勤王党を一気に潰そうと、京都にいるメンバーに帰還命令を出します。
しかし土佐に戻れば捕らえられてしまうことは明らか。
心配した勝先生は「おめえたちはニッポンのために海軍をつくろうとしているんだから帰るな」と命じます。
龍馬や沢村惣之丞や高松太郎の心は揺れ動きますが、カッコよかったのが長次郎さん。
日本のために仕事をするんだから商売も故郷も捨てたと。もう何があっても土佐には帰らないという強い決意なのです。
長次郎の言うことも、横井小楠の言ったことも正しいと、わかってはいる龍馬ですが、理屈ではわかっていても、友だちを見殺しにするのはどうしても耐えられない。さすが龍馬です。京都の街で逃げ回っている以蔵のことも心配です。
そんな龍馬に、土佐に帰ったところで、何もできないという勝先生。
たしかに、武市さんの性格を考えると、今さら考えを変えたりするなんてあり得ないですよね。
それよりも、可愛い弟子をここで殺されてたまるかという勝先生の本気の説得が心に響きます。
土佐では、静かすぎる武市さん夫妻と、騒がしすぎる弥太郎の対比がおもしろく描かれていました。
武市さんは頬が少しこけて痩せてみえました。
弥太郎はKYだからこそ大金持ちになれたのかもと思えるほどです。
いがみあっていた2人ですが、ここにきて素直になったみたいで、こんなちゃんと会話らしい会話ははじめてかも。
弥太郎「それでもまだ大殿様を慕う?」
武市「わしは正直に生きちゅう」
武士の美学とかプライドを捨てて、商売の道に生きることに決めた弥太郎。それはそれで筋が通ってますよね。
武市さんはやっとそういう生き方を認めることができるようになったみたいです。しかし、もう手遅れ。
武市さんの顔つきまで変わったように見える大森氏の演技力がすごいです。
冨さんとの最後の朝食のシーン、涙が止まりませんでした。
カメラをずーと回して何テイクが撮影したのでしょうか、武市役の大森南朋さんの目が腫れていましたね。
ごくささやかな、普通の夫婦みたいな話の内容なのに、いや、ごく普通の話だからこそ、たまりません。
日常的なささやかな幸せでさえ、もう味わえない二人なんです。
そんな二人っきりの時間を残酷にぶち壊す来客。ほんとうに残酷なタイミングでやってくるので、さらに号泣です。
京都でも以蔵が追っ手に囲まれました。どうやら新選組のようですね。
龍馬に助けを求めて叫びますが、その声は龍馬には届かない。ここも涙モノです。以蔵の必死の叫び声が切ないです。このシーンの時に流れていた「想望」という女性の柔らかなボーカルの入った曲は、龍馬伝のサントラ2に入っておりますよ!すごく素敵な曲ですよね。
今週はほんとにすごかった。
『龍馬伝』はどこまでいってしまうのでしょうか!?
来週はいよいよお龍さんが登場します!真木よう子さん大好き!かっこよすぎます!
★明日からの旅フェア2010の美甘子出演時間と場所のお知らせ★
『旅フェア2010』
5月28日(金)29日(土)30日(日)
千葉幕張メッセ 9・10ホール
当日券500円 前売400円
場所は、A37 四国ツーリズム創造機構の高知ブースです。
5月28日(水) 11:00~抽選会(MC) 12:00~美甘子トークショー(30分)
15:30~美甘子トークショー(30分)
5月29日(土) 11:00~抽選会(MC) 12:00~美甘子トークショー(30分)
15:00~美甘子トークショー(30分)
16:30~メインステージにて高知PR
5月30日(日) 11:00~抽選会(MC) 12:00~美甘子トークショー(30分9
15:00~美甘子トークショー(30分)
※来ていただいた方は、写真やサインなどは時間のゆるす限り受けますので、遠慮なく話しかけてくださいませね!
美甘子本や、グッズの物販はできないのですが、ご購入いただいている著書などお持ちいただけましたら、サインします!!
週末の楽しいイベント、ぜひ会いに来てください!高知のいいところいっぱい紹介しますよ!