ラワグから、世界遺産のパオアイ教会へ | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2014年 11月 16日。

 

朝はすこし寝坊して、11時ごろホテルを出ました。

 

今日は、ラワグ/ラオアグ Laoag からほど近いパオアイ Paoai という場所にある世界遺産の教会を見に行ってから、南下して ビガン Vigan に向かう予定。

 

 

事前にネットでも行き方を調べてきましたが、ホテルのレセプションでも聞いてみて、教会を回ってからビガン行きのバスが出る停留所までトライシクルを貸し切ることに。

 

 

昨日は夜だったのでわからなかったけれど、ラワグ、暑いです。

太陽の光がすごく強い。サングラスをかけました。じりじり、焼ける感じがする。

 

そんななか、トライシクルは、ホテルの前の細い道から発進し、街の中をぐんぐん飛ばしてく!

 

 


 

ワラグ Laoag の町は、昨夜ついてホテルに泊まって、今朝トライシクルで駆け抜けて、それで終わってしまいました。一切観光しなかったワラグで唯一目にとまったのは、この古い教会塔。おりしも、ちょうど馬車が。

 

 

 

 

徐々に町を抜けて、緑色のあふれる郊外に出ていきます。

 

 

 

 

トライシクルというのは要するに、普通の小型バイクに屋根付きのサイドカーがくっついている乗り物なのですが、サイドカーの座席位置がかなり低くて、地面にちかいのでなかなか乗り心地がおもしろい。

 

 

トライシクルは日本でいうところのタクシーの役割。サイドカー内は、荷物があると、一人で乗ってもけっこう狭く感じるかも。バイクの後部座席に座ることもできます。

 

トライシクルの相場は、(実際のところはわからないけれど)何度か乗った感じでは、10分 100ペソ、くらいなイメージで考えておけばいいのかなという印象。1 ペソが約 2.5円くらいなので、10分 250円。

 

今回はまだよくわかんなかったこともあり、ホテルのレセプションの人に話をしてもらって 「ホテルから教会 → 見学中はしばらく待機してもらい → ビガンゆきのバスが来るバス停まで」 で、400 ペソでチャーターしました。

 

あとから考えたら現地の相場よりは高かったと思います。でもまあ、全部で 1時間半くらいチャーターして 1000円なので、日本の感覚でいえば激安。あまり小さい金額でもめるのもいやなので、この旅では、よほど悪質にふっかけてきているのでなければ、「ま、いいか」 と承諾することにしてました。

 


そんなこんなで、ワラグから 20分くらいかな。パオアイに到着。

 

パオアイの世界遺産、サン・アグスチン教会です!

 

 

スペイン統治下にあった16世紀に建設されたバロック様式の石造りの教会で、1993年にフィリピン初の世界遺産として登録されました。

 

教会の隣の石の塔は、ラワグで見た古い塔によく似た 3層構造。

古めかしく、ずっしりとしたこの教会は、かなりわたしの好みでした。教会の正面が顔みたいなところも好き。

 

内部も見学させてもらいました。石造りの重々しい外見とは裏腹に、木造の梁がわたされた軽やかな内装。

 

 

 

 

床のタイルも可愛らしい。

 



 

近くの屋台で売っていた、コーン粉を焼いたピタパンのようなものでひき肉や野菜をくるんだような食べ物を買い食いしながら、教会のまわりをぐるりと歩いて、何度も写真を撮って、教会の見学を終えました。

 

トライシクルで、次に向かう ビガン Vigan 行きのバスが来るというバス停に送ってもらい、お金を払ったか払わないかというときに、ものすごくタイミングよく ビガン Vigan 行きが到着!

 

なんという運の良さ。慌てて手をあげてバスを止めて、乗り込みます。

思っていたよりしっかりした大型バスで、大きな荷物は下の荷物置き場に入れてもらえました。

 


町と町をつなぐバスは、新しいもの、古いものが混在していて、冷房アリとナシがあるそうです。

 

今回の場合は来たバスにそのまま乗ったので、選ぶ余地もなく、古いタイプの冷房ナシのバスでした。座席はビニール張りで、お尻のクッションも薄くて固い。

 

だけど、現地の足であるローカルなバスの雰囲気たっぷりで、ほかのバスにはない味わいがありました。

 

 

 

知らない人同士、みんながちょっとずつ詰めあって座る、にこやかな雰囲気。

炒った豆とか手作りの素朴なお菓子などを売りに乗り込んで来る物売り。

開け放った窓からびゅうびゅうと吹き込んでくる気持ちよい風。

 

ざわざわした町の活気と、バスの中の暖かな空気が混ざり合っている、つながっているその感じ。

 


炒り豆や、焼き菓子、ドライフルーツなどを売りに乗り込んでくる物売りたちは、誰一人として、袋詰めされたポテトチップスのような市販のものを売る人がいないんです。

 

なんだか、こういうところに、日本との世界の違いが現れている気がしました。

どちらが良いとか悪いではなく、ああ、違う場所にいるな、って。



 

 


 

ワラグ - ビガン (1.5h)
トライシクル / ローカルバス

 

 



ラワグからパオアイ教会からバス停 トライシクル p 400 (高すぎ)

買い食いしたランチ p 70

パオアイ付近のバス停からビガンまでローカルバス p 100

バスの中で買ったバナナチップ p (記録忘れ)

 

※ P1 (フィリピンペソ)= 約 2.5 円

 

 

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