ロシア鉄道の旅 - モスクワ、赤の広場 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2011年 5月 2日。

 

5泊6日のシベリア鉄道 K3 の旅を経て、いよいよ、ロシアの首都モスクワへ。

 

 

モスクワには複数のターミナル駅がありますが、シベリア鉄道が到着するのは、そのなかのひとつ、モスクワ=ヤロスラブリ駅です。

 

この駅の周辺にはほかにも大きな駅が隣接していて、サンクト・ペテルブルグに向かう列車が出ているレニングラード駅、通りをはさんで向こう側 がカザン駅。それぞれ行き先で別れています。

 

 

ここからは地下鉄で移動です。


まずは窓口で切符を購入。

行き先にかかわらず、回数で計算されます。

 


 

駅によっては窓口で並ぶこともあるので、何度も乗る予定があるのなら、最初から 5回券とか 10回券とか、まとまった回数分を買ってしまった方が安いし、圧倒的にラク。

 

購入したカードは、改札でタッチするシステムでした。

 

豪華と噂のロシアの地下鉄駅では、シャンデリアでお出迎え。

 

 
 


でも内部はわりとシンプル? 駅の内装の豪華度は、駅によって違うみたいです。地下鉄の車両は路線にかかわらずすべてこの、レトロな藍色でした。


さて、メトロを下車したら、地図を見たり、人に道を聞いたりしながら、ホテルを目指しましょう。

 

覚悟はしていたけど、英語はほぼ、通じないです。

 

 

 

どれくらい歩いたんだろう。道を間違えたり迷ったりで かなり歩かされ、へとへとで、怒りすら覚え始めたころ、ホテル着。地図で見る限りはそれほど遠そうには見えなかったんですが、駅からかなり歩きました。迷った分を差し引いても、歩くのが平気な人じゃないと薦められないかな。

 


モスクワでの宿は、Basilica Hostel バシリカ・ホステル。

バス・トイレ共同のプライベートルームで、一泊 1,800ルーブル。

 

住宅街のなかにあって静かなのはいいのですが、周りに店などが少ないのでちょっと不便。いちおう、クレムリンまでは歩ける距離にありました。


そしてチェックインしたら まずは、5日ぶりの、お風呂!!

たっぷり時間をかけてシャワーを浴び、何度も何度も髪を洗い、スッキリ生まれ変わりました。


まずは、赤の広場に向けて歩いてみます。

街歩きで最初に衝撃を受けたのが、この光景。

普通の町中の通りを歩いていたら突然向こうに見えてきた、教会のたまねぎ頭です!

 

 


これを見た時、なんだか強烈に 「いまロシアにいるんだな」 と感じたもの。

このヴァールヴァルカ通りには、道沿いにずらりと古い教会が並んでいて壮観でした。


この通りを抜けて、5分ほど歩くと、世界遺産の 赤の広場 に到着。

曇っていた上に、もうすでに夕方で、陽の光が弱くて残念。

 

 

 

メーデーと、戦勝記念日のためでしょうか、広場にはイベントの設営がされていました。


モスクワといえばまっさきに思い浮かぶ ポクロフスキー聖堂 (別名 ワシリー聖堂、左の写真中央) は、今日、明日とお休みなので、明後日の午前中、見学に来る予定です。

 

(今回、ロシアの祝日と旅程が重なったりしていたので、モスクワを回る順番は事前にしっかり計画してきました。)


広場の片側、クレムリンと反対側にあるのが、ロシアを代表する歴史あるデパート、グム百貨店。

 

レーニンの命によって 1921年にオープンしたんだそうです。ソ連時代は日用品を置いていたそうですが、今は改装されて高級デパートになっています。

 

 


正面に見える赤い建物は国立歴史博物館。

 


そして、カザン (地名) にあらわれたという聖母をまつる 「カザンの聖母教会」 と、もともとは17世紀に建てられたという 「ヴァスクレセンスキー門」。

 

 

 

実は、これら 2つの建物はスターリン時代に破壊されてしまったのを、ソ連崩壊後にもとの通りに建てなおしたものだそうです。

 

教会も門も、なんだか絵本の中の建物みたい。


門をくぐった先には、ロシア全道路の起点とかかれた標識があって、ここで願い事をしながらコインを投げる観光客をたくさん見ました。

 

 

 


各方向に動物が書いてあったので 干支かと思ったのですが、象など関係ない動物も混ざってたので、そうではなかったみたいです。結局なんだったのかな?


門を出た先の革命広場には、お土産を売る露店がいっぱい。

 


マトリョーシカやマグカップ、ロシア風の帽子などなど、手ごろな値段で手に入ります。

 

いくつか買うと負けてくれたりするし、気に入ったものがあれば露店で買うのもアリだと思います。

 


革命広場からクレムリンの方を眺めると、建物がみんな赤レンガで、いかにも 「赤の広場」 という感じ。

 

 

でも実は、「赤の広場」 と呼ばれているのは建物が赤いからでも、また共産主義的な意味あいからでもなく、もともと 「美しい」 を意味する古いロシア語の単語が 「赤い」 という意味も持っていたため、「Red Square / 赤の広場」 と誤訳されただけなんだそう。

 

 

もとは 「美しい広場」 という意味だったんですね。

「美しい」 と 「赤い」 が同じ言葉だったなんて、おもしろいですよね。

 


こちらは有名な 「ボリショイ劇場」。

 

 

バレエやオペラを上演している、ロシアを代表する劇場です。残念ながら現在は改修中で中にはいることができないようでした。

 

ちなみに、「ボリショイ」 というのは 「大きな」 という意味だそうで、日本でも有名な 「ボリショイ・サーカス」 がここで上演されているわけではありません。


劇場広場からすこし足を伸ばして、劇場やカフェ、レストランが集まる カメルゲルスキー横町 まで行ってみました。

 

 

 


右上の写真、スターバックスの隣の赤いひさしのお店は和食のお店。

ロシアにも和食ブームが到来しているようで、ちょっとおしゃれな和食店をあちこちで見ました。


ちょっと薄暗くなってきました。そろそろ、ホテルに戻りましょう。

 

夕暮れのモスクワにそびえる、スターリン・クラシック建築のひとつ、芸術家アパート。

 

 

 

近くのお店でビールを飲んで出てきたら、すでに暗くなってライトアップされていました。

 


なんだか… 今日はとても、とても疲れました。

6日間もずっと列車のなかにいて、急にたくさん歩いたりしたので、体もびっくりしたことでしょう。


明日からまた、いろんな場所をたくさん歩きます。




 


 

 

Basilica Hostel

シングルルーム (バス・トイレ共用) 1,800 Rub

 



 

地下鉄 1回乗車 28 Rub (モスクワ地下鉄)

 

 

※ 1 ルーブル = 約 3 円

 

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