2008年 1月 16日。 昨日はなんだかクッタクタに疲れてしまい、早々にホテルに戻ると、本を片手に寝てしまいました。
そのおかげで、今日は 7時半に起床。 今日はウィーン最終日。 昨日の疲れを払拭し、元気な 1日を過ごすために、まずは朝食を。
ブダペストのホステルには朝食がつかないので、朝食はひとまず食べ収め。 さて、9時にはホテルをチェックアウト。
荷物をホテルに預けて、まずは、歩いてすぐの Stephansdom (シュテファン大聖堂)へ。
毎日 目の前を通っていたのに、中に入るのは今日が初めて。 この大聖堂を含む、ウィーンの歴史地区は世界遺産に指定されています。 また、ここはモーツァルトの結婚式が行われた教会でもあります。 とにかく、大きすぎて、カメラに収まりません!
荘厳なゴシック教会内を見学した後は、もちろん、塔へ。 二つある塔のうちの、高いほうに登ることに。 当然、エレベーターなどないので、頼れるのは自分の足のみ。 途中で子供たちの集団とすれ違いつつ、狭い螺旋階段をえんえんと上り続けます。
ふう、この塔、かなりの高さがあるので、かなりつらいです。
でも、その甲斐あって、教会の屋根の美しいモザイクを間近で見ることができました。
同じタイミングで上り始めたオランダ人の女の子が、息もたえだえ、かなり遅れて頂上についたのを思うと、足が痛いとか腰が痛いとかいいながら、まだまだ私も大丈夫です! 後日談ですが、結局、むこうずねの痛みは、ブダペストを過ぎたあたりですっかりなくなってしまいました。一時は熱まで持っていたので心配だったんだけど、強行軍に体が慣れてくれたみたいです。
そのかわり、ふくらはぎの筋肉がやけに発達していったのには閉口しましたが。旅行って筋トレになるんですね。 ななめがけのバッグのせいか、最初のうちは、夕方になると疲れきっていた肩や腰も、同じくらいのタイミングからかな、全然平気になってしまいました。 さて、教会をあとにしたら、地下鉄に乗って移動。 ウィーンに来たら絶対にあれを見ておかないと帰れない。そう、『第三の男』 や 『恋人までの距離 (ディスタンス)』 でおなじみの、あの、大観覧車!
運転はしていないので乗ることはできなかったけど、近くで見れて満足です。 なにやら妙にうら寂れたような、いい感じに古臭い遊園地内を散歩。
となりにはプラネタリウムも併設されています。
さて、ひとしきり遊園地内をブラブラしたあとは、またシュテファンプラッツの駅まで取って返し、大聖堂の裏手のほうにある、古いアーケード街をぐるぐる歩いて、ランチを取ることに。
あんまり目立った観光地ではないけれど、ぜひ足を運んでみてほしい場所です。 細い通りを、1本入ってみてください。 さて、13時52分のブダペスト行きをつかまえる前に、ランチ! 中欧 3カ国で食べ比べるつもりのグラーシュ (グヤーシュ) を、まだここでは食べていないので、レストランのメニューを見ながら、グラーシュを探して歩きます。
ウィーンのグラーシュは、やっぱりつけあわせがジャガイモでした。 今日はサイドにサラダを取って、当然、オーストリア・ビールを一緒に。この、各地で飲むその場所のビール、っていうのが、いいんですよねぇ。
食事を終えたら、荷物をピックアップしにホテルへ。 これが見納めのウィーンの町。 街角でみつけたのは、ヨーロッパ中で見かける甘栗の露天と、犬のお散歩中のおじさん。犬とおじさんがやけにそっくりなのでおかしかった。
荷物を取りに入って、シュテファンプラッツから地下鉄でウィーン西駅へ。 大きな荷物を持って地下鉄を乗り換えるのが嫌だったので、到着する南駅、そして出発する西駅にどちらも地下鉄で 1本のシュテファンプラッツにホテルを取ったのですが、街のど真ん中だし、どこに出るのも簡単で、すごく便利な場所でした。
スイスでは有名な 「氷河急行」 という人気のある鉄道に乗る予定なので、早めに予約したほうがいいのもあるんですが、このあと、英語が通じにくい国々に入るので、英語が通じて駅の設備もしっかりしている都会のウィーンで済ませておきたかったのです。 すべてを済ませて、ブダペスト行きの列車へ。
明るくてとっても綺麗な車内。 ここでも、コンパートメントを独り占めです。
途中でスロヴァキアを通るため、3カ国それぞれの車掌さんが、かわるがわる 「切符を拝見」 に回ってきました。国境を越えるたびに、パスポートもチェックされます。 そんなこともいちいち、楽しい。 本を読みながら、悠々3時間の鉄道の旅。 そして、ブダペストに到着したのは19時前。 すでに外は暗くなっています。
駅で円を少しハンガリー・フォリントに両替して、まずは地下鉄、そしてトラムに乗り換えて、中心部のホステルへ。 今回のホステルは、トイレ、シャワー共同のシングルルーム。
とはいえ、女性客がほかにいなかったので、トイレもシャワーも独占状態で気楽でしたが。
ホステルに荷物を置いたら、すぐに外出。
聖イシュトヴァーン教会を通って、くさり橋まで出て、その後、シナゴーグの前を通って、大通りへと、いちおう、見所をおさえつつ。
ライトアップされた教会や橋はとても綺麗。
やれやれ。
スーパーで水や、明日の朝食代わりの軽食などを買って、ホステルへ。
ウィーン Wien 13.52 - 18.48 Budapest ブダペスト (3h)
アンダンテホステル 1泊 18 ユーロ
「鉄道大バザール」 ポール・セロー / 新潮文庫
地下鉄 1.7 ユーロ (シュテファンプラッツ) ランチ 15.4 ユーロ (Dom Baisl) ブダペスト行き 鉄道運賃 34.20 ユーロ (ウィーン 西駅) 切手 6 ユーロ (駅付近の郵便局) Metro 270 Ft (ブダペスト)
1 ユーロ = 160 円 1 Ft (フォリント) = 0.7円 ___________________________________ ヨーロッパ / 冬 / 周遊 / 旅行 / 鉄道 / 一人旅 / オーストリア / ウィーン / ハンガリー / ブダペスト |