ウィーンからブダペストへ | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2008年 1月 16日。

 

昨日はなんだかクッタクタに疲れてしまい、早々にホテルに戻ると、本を片手に寝てしまいました。

 

そのおかげで、今日は 7時半に起床。

 

今日はウィーン最終日。

昨日の疲れを払拭し、元気な 1日を過ごすために、まずは朝食を。

 

 

 

ブダペストのホステルには朝食がつかないので、朝食はひとまず食べ収め。

 

さて、9時にはホテルをチェックアウト。

 

荷物をホテルに預けて、まずは、歩いてすぐの Stephansdom (シュテファン大聖堂)へ。

 

毎日 目の前を通っていたのに、中に入るのは今日が初めて。

 

この大聖堂を含む、ウィーンの歴史地区は世界遺産に指定されています。

また、ここはモーツァルトの結婚式が行われた教会でもあります。

 

とにかく、大きすぎて、カメラに収まりません!

 

 

 

荘厳なゴシック教会内を見学した後は、もちろん、塔へ。

二つある塔のうちの、高いほうに登ることに。

 

当然、エレベーターなどないので、頼れるのは自分の足のみ。

途中で子供たちの集団とすれ違いつつ、狭い螺旋階段をえんえんと上り続けます。

 

 

 

ふう、この塔、かなりの高さがあるので、かなりつらいです。

 

 

でも、その甲斐あって、教会の屋根の美しいモザイクを間近で見ることができました。

 

 

 

同じタイミングで上り始めたオランダ人の女の子が、息もたえだえ、かなり遅れて頂上についたのを思うと、足が痛いとか腰が痛いとかいいながら、まだまだ私も大丈夫です!

 

後日談ですが、結局、むこうずねの痛みは、ブダペストを過ぎたあたりですっかりなくなってしまいました。一時は熱まで持っていたので心配だったんだけど、強行軍に体が慣れてくれたみたいです。

 

そのかわり、ふくらはぎの筋肉がやけに発達していったのには閉口しましたが。旅行って筋トレになるんですね。

 

ななめがけのバッグのせいか、最初のうちは、夕方になると疲れきっていた肩や腰も、同じくらいのタイミングからかな、全然平気になってしまいました。



 

さて、教会をあとにしたら、地下鉄に乗って移動。

 

ウィーンに来たら絶対にあれを見ておかないと帰れない。そう、『第三の男』 や 『恋人までの距離 (ディスタンス)』 でおなじみの、あの、大観覧車!

 


残念ながら観覧車のある遊園地 「プラッター」 は冬季休業中でしたが、やけにスキだらけの遊園地で、あっさり中に入れてしまいました。

 

 

 

運転はしていないので乗ることはできなかったけど、近くで見れて満足です。


 
 

なにやら妙にうら寂れたような、いい感じに古臭い遊園地内を散歩。

 

 

 

となりにはプラネタリウムも併設されています。

 

 

さて、ひとしきり遊園地内をブラブラしたあとは、またシュテファンプラッツの駅まで取って返し、大聖堂の裏手のほうにある、古いアーケード街をぐるぐる歩いて、ランチを取ることに。

 


古きよきウィーンが残る細い道には、レストランやカフェ、アンティークショップやお菓子屋さんなどが並んでいて、どこもとても雰囲気がよくて、歩いていてもとても楽しい。

 

 

あんまり目立った観光地ではないけれど、ぜひ足を運んでみてほしい場所です。

 

細い通りを、1本入ってみてください。

 

さて、13時52分のブダペスト行きをつかまえる前に、ランチ! 中欧 3カ国で食べ比べるつもりのグラーシュ (グヤーシュ) を、まだここでは食べていないので、レストランのメニューを見ながら、グラーシュを探して歩きます。

 


見つけたお店はブリティッシュ・パブのような外観でしたが、中はいい感じのレストランで、お客さんの入りも良かったです。

 

 

ウィーンのグラーシュは、やっぱりつけあわせがジャガイモでした。

今日はサイドにサラダを取って、当然、オーストリア・ビールを一緒に。この、各地で飲むその場所のビール、っていうのが、いいんですよねぇ。

 

 

食事を終えたら、荷物をピックアップしにホテルへ。

これが見納めのウィーンの町。

 

街角でみつけたのは、ヨーロッパ中で見かける甘栗の露天と、犬のお散歩中のおじさん。犬とおじさんがやけにそっくりなのでおかしかった。

 

 

 

荷物を取りに入って、シュテファンプラッツから地下鉄でウィーン西駅へ。

 

大きな荷物を持って地下鉄を乗り換えるのが嫌だったので、到着する南駅、そして出発する西駅にどちらも地下鉄で 1本のシュテファンプラッツにホテルを取ったのですが、街のど真ん中だし、どこに出るのも簡単で、すごく便利な場所でした。

 


さて、西駅ではブダペスト行きのチケットをとった後、スイス国内の鉄道の予約を。

 

スイスでは有名な 「氷河急行」 という人気のある鉄道に乗る予定なので、早めに予約したほうがいいのもあるんですが、このあと、英語が通じにくい国々に入るので、英語が通じて駅の設備もしっかりしている都会のウィーンで済ませておきたかったのです。

 
 

すべてを済ませて、ブダペスト行きの列車へ。

 

 

 

明るくてとっても綺麗な車内。

ここでも、コンパートメントを独り占めです。

 

途中でスロヴァキアを通るため、3カ国それぞれの車掌さんが、かわるがわる 「切符を拝見」 に回ってきました。国境を越えるたびに、パスポートもチェックされます。

 

そんなこともいちいち、楽しい。

本を読みながら、悠々3時間の鉄道の旅。

 

そして、ブダペストに到着したのは19時前。

すでに外は暗くなっています。

 

 

 

駅で円を少しハンガリー・フォリントに両替して、まずは地下鉄、そしてトラムに乗り換えて、中心部のホステルへ。

 

今回のホステルは、トイレ、シャワー共同のシングルルーム。

 

とはいえ、女性客がほかにいなかったので、トイレもシャワーも独占状態で気楽でしたが。

 

 

ホステルに荷物を置いたら、すぐに外出。

 


まずは、土地勘がほしいので、ざっくりと街を歩いてみました。

 

聖イシュトヴァーン教会を通って、くさり橋まで出て、その後、シナゴーグの前を通って、大通りへと、いちおう、見所をおさえつつ。

 

 

ライトアップされた教会や橋はとても綺麗。

 


地図をろくにみないでブラブラ歩いていたので、途中で若干迷いかけたんですが、なんとなーく軌道修正しているうちに、うまいこと帰りつくことができました。

 

やれやれ。

 

 

 

スーパーで水や、明日の朝食代わりの軽食などを買って、ホステルへ。

 

 

 


 

ウィーン Wien 13.52 - 18.48 Budapest ブダペスト (3h)

 


 

 

アンダンテホステル

http://www.andantehostel.com/

1泊 18 ユーロ


 

 

「鉄道大バザール」 ポール・セロー / 新潮文庫

 


 


大聖堂 タワー 入場料 3.5 ユーロ (シュテファン大聖堂)

 

地下鉄 1.7 ユーロ (シュテファンプラッツ)

ランチ 15.4 ユーロ (Dom Baisl)

ブダペスト行き 鉄道運賃 34.20 ユーロ (ウィーン 西駅)
氷河急行 予約料 6 ユーロ (ウィーン 西駅)

切手 6 ユーロ (駅付近の郵便局)

Metro 270 Ft (ブダペスト)

 

1 ユーロ = 160 円

1 Ft (フォリント) = 0.7円

 

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