ロックダウン – 封鎖 | アーセナル
新型コロナウイルスに関する情報について

アーセナル

アーセナルジャパン会長でハイベリー在住の地元サポーターが、アーセナルのことやいろんなことを投稿します。

みなさん、こんにちは。
 
ニュースを見てご存じだと思いますが、ついにイギリスも本格的なロックダウンに突入しました。
 
10日前にはマスコミが今後の展開を予想する報道をしていたので「ついにその時が!」と受け止めるしかなく、そんなに驚いてはいないのですが、更に不安が大きくなり、見えない敵と戦うにはここまでしないとダメなのだと改めて思う今日この頃です。
 
数日前にパブ、レストラン、スポーツジムの営業を停止するようジョンソン首相が呼びかけましたが、日曜にハイベリー・フィールズという近くの公園に散歩に行く途中、個人経営のカフェが営業していましたし、店内にはケーキやちょっとしたスナックがむき出しのまま並べられていて驚きましたけど、座っている男性がいたので、殆どの人達が神経質になっている一方、気にしていない人がいたのも事実です。
 
ショップと言っても販売している物は様々なので、自主的に閉店にしたお店がある一方で、このご時世に買い物に来る人がいるの?と不思議でしたが、昨日までお土産屋さんでバイトしていた知り合いもいます。
(給与の8割を政府が負担する職種から漏れているのが理由です。こちらについては正しく理解していない日本人が多すぎるので、改めてブログを書こうと思います)
 
↓昨夜のボリスの演説の内容のまとめです。
 
 
【 外出が許可される理由 】

・ 仕事に行く (キーワーカーのみ)
・ 食料品、薬、その他の必要品の買い物 (少ない頻度で)
・ 屋外での運動 (1日に1回)
・ 脆弱者の介護
・ 医療の助けが必要な場合
 
どのような場合も3人以上集まっているところを警察に見つかると解散させられるそうで、お葬式以外の集まりは結婚式なども禁じられました。
 
若干のツッコミどころがあると思うんですけどね。
 
理由もなしに外をうろうろしてはいけないと言っても、体力がない人が散歩している姿は「うろついている」ようにしか見えないですよねぇ?
 
Tシャツにレギンス姿で「私、運動している最中です!」とアピールすれば、すり抜けられそうですが、パジャマのような格好で散歩していたら警官に呼び止められそうです。(苦笑)
 
日曜に行ったハイベリー・フィールズはジョギングしている人達やベビーカーを押している人達でかなりの賑わいでしたし、昨日、センズベリーに行った帰りにフィンズベリー・パークをジョギングしている人達の姿も見えたので、公園で走ったり歩いたりするより、住宅しかない裏通りを歩いたほうが他人とすれ違うことはないから、私は散歩するなら近所の住宅街を歩き回りたいんですけど、これこそ「理由もなく外をうろうろする」ことだと思うんですよね。
 
 
「国が封鎖された」と聞く恐ろしげな印象を受けると思いますが、戦時中のようにいつ敵の襲撃があるか分からないわけではなく、「家から出てはいけません!」なだけなので、家にこもってスーパーに買い物に行くだけであれば、いつもと変わりがあるわけではないとも感じています。
 
買いたい物が思うように買えないという不自由はありますが…
 
辛いのは「何の楽しみもない」
ので
ゲームをするかテレビを見るくらいしか選択肢がないことです。
 
3週間後に改めて政府の発表があるそうなので4月中旬まではこの状況が続きますが、ここまで徹底したのに気を緩めたら元も子もないので、「終息には120日間かかる」と言われているのを考えると、元の生活に戻れるのは7月中旬だと思います。
 
もう本当にサッカーどころじゃないので、私は今シーズンが終了できるとは思っていません。
 
今後、どのような対応をするのか色んな人達(メディアやクラブ関係者、元選手など)が様々な意見を言っていますが、シーズンが始まる8月中旬寸前まで今シーズンをやるのは無茶が過ぎると思うので…
 
ここ数日のロンドンは春到来を感じさせるお天気が続いているのがせめてもの救いでしょうか?
 
これでどんより曇り空が広がっていて時々雨がパラつくようなイギリスらしいお天気だったら気が狂っていたかもしれません。
 
コロナが世界的な問題になって1ヶ月近く経ちますが…
 
他の言語は分からないので国民の反応は分かりませんが、この数週間で改めて思ったことは:
 
日本人は「自分は悪くない」とか「自分は加害者にならない」という根拠のない自信がある人が多く、上から目線で批判するのは好きだけど、加害者にならないための責任がある自覚がない。
 
イギリス人は苦境に立たされると小さなヒーローを見つけて称えるのが大好き。
 
スーパーが開店から1時間を高齢者に割り当てたのは、私が知る限り(SNSで見た限り)、北部の地方都市(ブラッドフォードかどこか)のアイスランドという、あまり人気のない冷凍食品を中心に売っているスーパーが最初で、翌日にはテスコやセンズベリーも同じルールを導入したと思います。
 
NHS(国営病院)職員が開店30分前に入店できるようになったのも、自らの命のリスクを冒しても最前線で戦う勇者達を称えるために他ならず、昨日、テスコが入店してきたNHSスタッフに花束を手渡していたのは行き過ぎたパフォーマンスだと外国人の私は感じるのですが、イギリス人は「さすがテスコは違う!」と大喜びしたと思います。
 

買い物をするために入店し、カゴを持ったところで花束を渡されても買い物する時、邪魔なだけですし、「他の人と接触しない」ために、デリバリーの人達はドアベルを鳴らした後、玄関先に荷物を置くようになったのに、NHSスタッフに「手渡し!?」するのって矛盾してない?
 
…と思うのは、まだまだ完全にイギリス人になりきれていない私だから感じることだと思うんですよね。
 
イギリス人に言ったら「ひねくれてる」と批判されるだけなので言いませんけど。(笑)
 
私はメディアを使って上手く宣伝するテスコより、マスコミは呼ばず、買い物帰りに好きな花束を選ばせてくれた(バケツから各自が選んで抜いた)センズベリーの方が好感が持てると思いました。
 
みんな一丸となって苦境を乗り越えるための道具として(言い方が悪いですけど、こういう表現をしないと真の意味が通じないと思うので…)、脆弱者、NHSスタッフを神輿に乗せましたが、スーパーなどの食料品を扱うお店で働く人達、郵便局員、宅配の人達はまだ日の目を見ていません。
 
イギリス人は脆弱者を助けたり、ヒーローを見つけるのが大大大好きなので、遅かれ早かれ彼らに感謝する動きが生まれると思います。
 
イギリスの状況は決して他人事ではないはずですので、皆さんもご自愛ください。
 
追記:
ロックダウンは日本語で「都市封鎖」らしいですが、的確な日本語がないから英語のまま使っているような気がするんですよね。
 
今回のロックダウンは「国」単位であって「都市」ではないですから、日本語で「封鎖」と言わないと外国語のままだと意味の重さを実感できないない一方、「都市封鎖」と翻訳したら「ロンドンが封鎖された」と勘違いする人達が続出すると思うんです。
 
ただの「封鎖」ではダメなんでしょうかね??
でも、それだと鎖国みたいな感じになるから、的確ではないですよねぇ…??