●【1月・睦月】茶道は、季節感も大切!1月ならではのお茶会が楽しめます!
こんにちは、福島美香です。
季節ごとの茶道の知識を知ることで、その時期ならではの楽しみを十二分に味わうことができますよ!

1月は、お正月の元旦の早朝(午前4時)にくみ上げた若水(わかみず)でお茶を点てて、家内一同が揃ってお茶を飲む祝儀のお茶があり、「大福茶」(おおぶくちゃ)といわれるものがあります。
この「大福茶」は、大服(大量)にお茶を点てることから大服茶、皇服茶とも書きます。
そして、若水で点てるということの由来は、昔から若水を飲めば若返る豊かな生命力を持つ水と信じられていました。
水を大切にしてきた茶道では1年のはじめの厳粛な行事としても「若水汲み」(わかみずくみ)があります。
正月には「結び柳」といって床の間に飾る柳や、「振々香合」(ぶりぶりこうごう)といって魔除けとして飾ったり、「十日戎」(とうかえびす)を用意します。
お茶会は、初釜(はつがま)・義政忌(よしまさき)・仙そう忌(せんそうき)などが有名です。
1月の掛軸は「福寿海」「寿」、銘も「祝」「初音」、言葉も「千歳」(せんざい)「松引」(まつびき)といったおめでたい1月らしいものが多いのです。