ここ最近、株やオルカン、S&P500などが真っ逆さまの状態なので、新ニーサで投資を始めたばかりの皆さんは、さぞやヤキモキされていることと思います。

 

 

 

 

               

 

 そこで今回は、皆さんに少しでも元気を取り戻して頂くために、私が実践している投資法をご紹介したいと思います(そんな大層なものでは御座いませんので、気晴らし程度に読んで頂ければ幸いです)。

(#^^#)

 

 とは云いつつも…、実は「ダテに長くやってるだけの素人投資家」にすぎないこの私、投資では一度も負けた事が無いんですね!(その代わり、大勝ちもしておりませんが/笑)。

 

 種を明かせば、私の投資法というのは儲けるためというよりも、損をしないための教訓のような物なんですが、それでもご同輩の皆さんの中には私同様に、投資の際の急発進、急加速、急ブレーキを諫めるコーションランプを必要とされている方がいらっしゃるんじゃないでしょうか(なにせ大怪我をしてしまったら最後、我々にはリカバリーのための時間もなければ余裕もないので)

('_')

 

 

 

 では、さっそく!

 

 

 

 

〈負けないための投資術;①〉

「利益目標は、定期預金の金利以上なら良しとすべし!」

 

 私がダラダラと投資を続けて来た最大の理由は、銀行金利の異様な低さです。仮に100万円を1年間預けたとしても、利子はせいぜい250円程度。これじゃあ私の大好きな「牛皿定食」すら食べれません(+ビールなんぞ、もっての他!/笑)。

( ;∀;)

 

 さらに国会に目を向ければ、私利私欲まみれの政治屋共が、こぞって甘い汁を吸いながら、何やかやと理屈をつけては、我々のナケナシの所得を毟り取ろうとしています。これでは我々の生活は、遠からず成り立たなくなるでしょう(唯一の改善策は、いわずもがなの政権交代!)。

 

 つまり長期腐敗脱税政権下では、我々一般庶民は自力で収入を増やす以外に、生きて行く道は無いという事です。

 

 では、銀行以外に何があるのかと言うと、せいぜい確定拠出年金か「投資」ぐらいのもの。我々高齢者にすれば、新たに積み立てを始める余裕も猶予もないので、結局はニーサの「成長投資枠」しかない、というのが現実なんですね。

 

 エ~、話がだいぶそれてしまいましたが(汗)、要はですね、毎年きちっと配当が出ている倒産リスクが少ない会社の株を買って、配当を受け取ってさえいれば、少なくとも銀行に預けっぱなしにしているよりは資産が増える、ということです。さらに、利益目標を「銀行金利以上!」に置いとけば、不安や焦りも多少は改善できるんじゃないでしょうか。

 

 

 

〈負けないための投資術;②〉

「株が下がった時は、〝動かざること山のごとし”!」

①とかなり重なってしまうんですが、株価が下がり始めると、誰もが不安になりますよね。でも、ちょっと待って下さい。その株、配当出てますよね? その額は銀行の利子より多いんでしょう? だったらデンと構えて、株のことは一端忘れましょう。なぜなら、あなたの資産は、銀行よりも利子が高い所に預けてあるのだから。

 

 それと、これは歴史が示す株の傾向の一つなんですが、「優良株というのは下落しても10年から15年で持ち直し、やがて上昇に転じる」と言われています(もちろん例外はあるので、くれぐれもご注意下さい)。我々高齢者にすれば、待つというのは結構なリスクなんですが、焦りに駆られて損切に走るよりは、しばらく様子を見る方が上策でしょう。くどいようですが、株が下がり続けている間も優良株なら配当は出るし、いよいよになったら、後に残してやることも出来るのだから。

 

 

 

 

〈負けないための投資術;③〉

「複利は、最強の味方なり!」

 これは投信の分配金(投資を始めたばかりの方は、株の配当のようなものだと思って下さい)の話なんですが、私は売却時の利益を少しでも多くするために、分配金はすべて再投資に回しています(配当金とは違い、分配金はその銘柄の買い増し費用に充当する事が出来るんですね)。その理由は、投信の売買は株やETFとは異なり、価額が決まるのが翌日だからです。つまり、その間に価額が下がる可能性があるんですね。今の処、売却価額が購入価額を下回ったことはありませんが、リスクを少しでも軽減するために、私は分配金を再投資に回す事で売却益を上げ、「時間差リスク」に備えています。

 

 

 

 

〈負けないための投資術;④〉

「米国債は、ゼロ・クーポン一択!」

 米国債には、利付債とゼロ・クーポン債がありますが、④で述べたように、私は基本的に複利派なので、米国債はゼロ・クーポン債を中心に買っています。どうしてかというと、外国の株や債券には、常に為替リスクがつきまとうからです。「円高の時に買って円安の時に売る」というのが外国の株や債券を売買するときの基本なのですが、残念ながら将来の為替相場を見抜くことは、誰にもできません。なぜなら為替は世界中の出来事に敏感に反応し、価格が即座に連動するからです。そうであれば尚の事、利益が少しでも出る方法を選ぶのが、「負けない投資術」の基本原則。よって私は、複利効果の高いゼロ・クーポン債で、為替変動リスクに備えています。

 

 

 

 と、いう事で、何とか④に到達しましたが、ここから先はファンダメンタルズやテクニカル分析の話が多くなり、専門用語も増えてくるので、今回の「新ニーサで投資を始めた御同輩へのエール」というテーマにそぐわなくなるため、またの機会とさせて頂きます。

 

 尚、最後に一つだけ付け加えさせて頂きたいのですが、投資に使うお金は、例えば定期預金に長々と寝せているような、すぐに使う予定のないお金を当てるのが鉄則です。間違っても支払い期日が決まっているお金や、ましてや借りたお金をつぎ込むような真似は、絶対にしないでください。損切りが重なると、得てしてマイナス分を一気に取り戻したくなるものですが、実は投資の世界でよく言われる「売れば上がり、買えば下がる」というのは、こういう精神状態の時によく起こるんですね。

 

 「銀行預金よりましなら、それでいいじゃない」という風に大きく構えていれば、心に余裕が生まれ、見えなかったものも見えて来るようになります。負けなければ、勝ったと同じ。大量得点であろうが1点差であろうが、勝ちは勝ちです。どうぞ常に冷静さを保ち、「負けない投資」で未来に明かりを灯して下さい!

(^o^)

 

 

 

***今回の記事の内容は、飽くまで私個人の意見です。実際に投資をされる際は、自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 では、また!

(^^)/