ご覧いただきありがとうございます立ち上がる







✴︎続きです✴︎


慢性の難病と

一度は診断された息子でしたが

所見がなくなり

経過観察も不要となった時


私が真っ先に浮かんだのが

初めて息子の検査結果を聞いた日

父が電話で言った言葉でした。


『ぴこは、大丈夫やからな』



 何の根拠も無く

父なりに

私の精神的負担を減らそうと考えて

出た言葉だったと思いますが

結果的に

父の言葉の通りになりました。


なので、私は


お父さんが言ってた通り

ぴこは、大丈夫やったよ!


真っ先に父に伝えたいと思い、

父の病院に向かいましたが


1日ぶりに見た父は

更に意識が無くなり

ただただ寝ているだけの

状況でした。


眠ってる父に

息子の事を伝えましたが

当然ながら

全く反応はありませんでした。


その日の翌日が

父の手術日でしたが

日に日に

完全に意識が無くなった

父の状況に


この状況は急変では無いの?

すぐに手術しなくて大丈夫なの?

病院は父の今の状況

分かっているの?


と、病院を信用していない訳では

無かったのですが

目の前の父を見て

不安が増すばかりでした


私の母や弟も

全く同じ心境で…

そのせいか

病室に居ても会話もあまりなく

ただただ翌日の手術を

待つしかありませんでしたら悲しい


✴︎続きます✴︎