受験失敗 | カサブランカのブログ

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団塊ジュニア世代です。ささやかだけどかけがえのない人生を紡いでいます。
備忘録代わりに、懐かしい思い出等など残しています。忘れないように。
フォロー申請してくださった方、有難うございます。でも意識してしまうのでフォロー申請拒否に変更します。すみません。

私は中学は千葉県、高校は東京、大学は神奈川に通いました。実家のある千葉県からそれぞれ通学したので、大学は一時間半くらいかかっていました。学生だから平気でしたが、会社員で通勤一時間半って、ちょっとキツイですね。

さて、高校受験の話ですが、団塊ジュニア世代真っただ中の私。とにかく良い学校、良い会社というのが今より強く思われていた時代です。

私は千葉から出るつもりなんて全くなく、第一志望は地元の県立、幾つか併願したのも千葉県内と、滑り止めは東京の女子高。
ところが県立はじめ、併願高殆ど全て落ちまくりました。偏差値は足りていたのに何で!?
このままでは全く行くつもりのない女子高になってしまう!と焦った私は、二次募集で、とある東京の外れの私立共学に願書を送りました。

そして、進学校ではあった女子高に行ってくれ、という親の必死の頼みに屈せず、私は高校生活をエンジョイするために、二次募集で受かった共学高へ進みました。

とはいえ、志望校全てに落ちまくった私。
入学手続きも気分はブルー・・・、落ち込んで向かったその高校でしたが、その時、校門横のグラウンドでサッカー部が練習しているのが見えました。

今でも覚えている、その瞬間「そうだった!サッカー部のマネージャーやるんだ!」という夢を思い出し、パーーーーッと視界が明るくなるのが分かりました。

進学校とはほど遠い、その高校。
結果、大正解でした。

私の親は、教育パパでとにかく勉強が全て!大学名が全て!という感じだったので、もし第一志望の県立高校に行ってたら、むしろ現役では大学行けないところでした。

え? 意味が分からないって?
そうですよね。確かに。

私は、壊滅的に理系科目が出来ません。
数学なんて、着いていけなさすぎて思考停止。
生物は、10段階で「1」を取ったこともあります。
すべての科目を学習要項に則って履修しなくてはならず、落第したら補講・補修の嵐になるだろう県立進高校。
受験勉強の時間なんて、かえって無くなりそうです。

私の通った私立は、文系クラスだったこともあり、
なんと!数Ⅰの途中までしかやってないのです!
数Ⅱ、微積なんてなにそれ?おいしいの?という世界です。
お陰で必要な受験科目のみ勉強していればよく、
おバカさんな私には、とても都合が良かったのです。

ですが、論理的思考・理系的観点は現在も全く身に付いておらず、ダンナさんに呆れられます。

そして、苦手な分野の勉強を頑張って出来るようにする、という努力もしていないので、忍耐力と克服力(そんな言葉ある?)に欠けた人間になってしまったことも否めません。

この欠点は、社会に出てから散々自分を苦しめる事になりました。
その原点に気づいたのは、ずっと後の事です。

結局どの出来事にも悪い面と良い面とがある、というところでしょうか。

しかし、それでもやっぱりあの高校に進んで良かったと思うのです。
勉強以外のその点についてはまた改めて。